GoogleがMotorola Mobilityを買収することがアナウンスされた。
モトローラの携帯分野は、ここ数年の低迷と、スマートフォンへの乗り遅れで苦しいものであった。
その様子は特許の強さにも表れており、パテントスコアによる分析でも、モトローラは他社の後塵を拝していることが現れている。
以下の図表は携帯電話分野での競合状況を表したもので、右上に大きく存在する企業ほど特許の面で「強い」と言ってよい。
さらに新規参入のアップルは件数こそ少ないものの、特許の面でも光る技術を確かに保有しておりその活躍は誰の目にも明らかだ。
報道によるとGoogleがモトローラを買収した狙いは、激化した特許訴訟への対策のためだと言われている。
以下の表は、Google(と、Google+Motorola)の特許の引用を集計したものであり、平たく言えば「Googleと技術がかぶる企業ランキング」である。
たしかに、特許の引用関係を見れば、Googleのモトローラ買収前後では、影響を及ぼしうる企業のラインナップは大きく変化する。
Googleはこれまで特許を振りかざすタイプの企業ではなかった。
特許の激戦区にいたモトローラを、Googleの未来の主力事業のための鎧として取り込んだことで、今後Googleの体質がどう変化していくかは注目に値する。
Google + Motorola | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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※本文中「Motorola Mobility」を一貫して「モトローラ」と表記させていただきました。
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