弊社はこのほど、水平多関節型の産業用ロボット関連技術について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用いて参入企業に関する調査結果をまとめました。水平多関節型ロボットはスカラロボットとも呼ばれ、動作速度が速く、接地面積が小さいという利点があります(パラレルリンク型産業用ロボット、垂直多関節型産業用ロボット)。
本調査では水平多関節型産業用ロボット関連の特許を集計し、各個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースとして、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました。
その結果、「総合力ランキング(※)」では、1位 安川電機、2位 米・BROOKS AUTOMATION、3位 日本電産サンキョーとなりました。
【水平多関節型産業用ロボット関連技術 特許総合力トップ5】
順位 | 権利者 | 総合力 (権利者スコア) |
開発規模 (出願件数) |
個別力 (最高スコア) |
---|---|---|---|---|
安川電機 | 544.4 pt | 131 | 82.6 pt | |
BROOKS AUTOMATION | 343.2 pt | 36 | 81.8 pt | |
日本電産サンキョー | 233.8 pt | 69 | 90.8 pt | |
ローツェ | 200.4 pt | 35 | 81.4 pt | |
ナブテスコ | 98.7 pt | 14 | 71.3 pt | |
水平多関節型ロボットは主に組み立てに利用されると言われますが、本分析においては搬送ロボットが非常に多くなっています。1位の安川電機と2位BROOKS AUTOMATIONが半導体ウェハ搬送ロボットに関し合弁会社と持っていることを考慮すると、本分野における2社の位置付けは他社を圧倒していると考えられます。また、会社規模の小さいローツェが総合力で4位という結果は、注目に値します。
一方、各社の出願時期について着目すると、安川電機は特に2006年以降における出願数の増加が顕著であることが分かります。また、総合力上位企業以外の件数上位企業(件数ランキング10位以内)の出願時期を見ると、セイコーエプソンの出願件数が2006年以降に増加していることが分かります。
これら2社以外では、日本電産サンキョーやダイヘンなどが2006年以降に件数を増やしており、特に近年でも本分野に注力していることが伺えます。
本分析の詳細については、特許・技術調査レポート「水平多関節型産業用ロボット関連技術」にてご覧いただけます。
参入企業の技術力と成長性を取りまとめたレポートです。
【価格】 ※個別企業分析の対象企業は、特許総合力上位企業または任意にご指定可能。 |
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そのため、ご発注のタイミングによっては上記ランキングと順位、値が異なる可能性があります。
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パテントスコアを用いた総合力評価や出願件数などに基づく各種ランキングデータのご提供です。
【収録データ】 ・特許総合力ランキング_上位30社リスト ・有効特許件数ランキング_上位30社リスト ・開発規模(出願件数)ランキング_上位30社リスト ・競合状況分析マップ (権利者スコアマップ) ・母集団の公報リスト |
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