弊社はこのほど、大学・TLOを対象とした、企業との共同出願件数ランキングをまとめました。
前回のランキングでは、各大学・TLOにおける共同出願の全体像を特許ステータスや技術分類件数内訳に注目した集計を行い、各大学・TLOの技術分類別に見た共同出願状況を調査しました。今回のランキングでは、共同出願の内訳を特に企業・個人(※1)に注目して集計する事で、産業界から見た大学・TLOの知財創出活動状況を知ることができます。
【企業と大学・TLOとの共同出願件数ランキング トップ10】
1位 トヨタ自動車は、共同出願件数累計が568件と突出しており、大学・TLOとの共同出願を積極的に行っています。技術分類別(※3)では、「金属電気化学」分野での燃料電池やリチウムイオン二次電池、「生産機械」分野での(人型/産業用)ロボットアームに関して、東京大学や東北大学以外にも多くの大学・TLOと共同出願を行っています。
2位 NTTは、共同出願件数累計が293件中、有効件数は260件であり、全体の88.7%と高くなっています。技術分類別では「デジタル通信」「光デバイス」分野で、移動通信システムや光通信に関する多くの共同出願を行っています。また、京都大学とは、有機EL素子などで使われる透明基板材料(繊維強化複合材料)などについて、100件以上の共同出願を行っています。
3位 三菱化学は、「無機化学」「高分子」「有機化学」など、化学分野で各大学・TLOと多くの共同出願を行っています。放熱材料となる窒化ガリウム系材料では東北大学(東北テクノアーチ)、有機EL素子などで使われる透明基板材料(繊維強化複合材料)では京都大学などと共同出願を行っています。
なお、京都大学は、企業との共同出願における特許1件あたりの平均共同出願人数が1.55人と、他大学・TLOと比較して顕著に高くなっています。これは、京都大学が実施している「包括的産学融合アライアンス」に参画している企業5社との特許出願を積極的に行っている結果を反映しており、産学連携による知財の有効活用が試みられています。
本集計結果の更に詳しい内容や、集計結果に対応した公報リストを、下記の通り販売しています。
1) 企業との共同出願件数ランキング(共同出願件数:5件以上)
2) 共同出願内訳Ⅰ(企業の技術分類別に見た件数内訳※)
3) 共同出願内訳Ⅱ(企業×各大学・TLOマトリクス(共同出願件数合計が5件以上)
4) 1)~3)のデータ元となる公報リスト(全20,432件)
※2)のみ、共同出願件数合計が20件以上の企業(約190社)とさせていただきます。
【納品形態】
上記データを収録したエクセルファイルをメールで御納品。
データ一式を収録したCD-Rでの御納品をご希望の場合にはご相談ください。
【価格】
50,000円(税抜)
【納期】
1週間以内
【支払方法】
商品に請求書を同封して発送いたします。
お見積りが必要な場合はお申し付けください。
そのほか、日本国内の全大学・TLOの名義変更・権利移転状況を取り纏めたデータや、官公庁・独立行政法人単位の共同出願状況を分析した結果も用意しております。詳しくは下記フォームにてお問い合わせ下さい。
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