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【電子書籍】特許総合力トップ3は半導体エネルギー研究所、シャープ、セイコーエプソン ―アマゾンは2008年の76位から8位に躍進


2013年08月26日

 スマートフォンやタブレット端末の普及に伴い、電子機器を使って著作物を閲覧・販売する「電子書籍」の市場が拡大しています。インターネットメディア総合研究所の調査結果によると2012年度の電子書籍市場は前年比15.9%増の729億円に拡大し、2017年度には約3.3倍の2390億円に達する見込みとなっています。

 そこで弊社は、日本の特許庁において2013年6月末までに公開された電子書籍関連の特許群1,815件を対象として、参入企業に関する調査結果をまとめました。本調査では、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースとして、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました。

 集計の結果、1位 半導体エネルギー研究所、2位 シャープ、3位 セイコーエプソンとなりました。


    【電子書籍関連技術 特許総合力トップ10】(表1)

直近
順位
2008年末
順位
企業名 総合力
(権利者スコア)
有効
特許件数
個別力
(最高スコア)
1
1
半導体エネルギー
研究所
451.36471.6
2
2
シャープ292.08173.8
3
10
セイコーエプソン241.02570.4
4
20
E INK202.92071.3
5
6
ソニー140.93068.0
6
-
プロフィールド116.8973.9
7
3
日立製作所111.61175.9
8
76
AMAZON68.21059.5
9
7
パナソニック58.51259.8
10
4
東芝52.4976.2

電子書籍関連技術

図1:電子書籍関連技術 競合状況


 1位 半導体エネルギー研究所は、半導体・液晶関連の技術開発を手掛ける企業で、製品の製造は行わず、主に特許権の行使により収益を上げています。電子書籍の分野では、主に表示パネルに関する技術に強みを持っています。2001年ごろに出願が急増したものの、2000年代後半にかけて減少していましたが、2010年ごろから再び出願が増加しています。また、米国においても積極的な出願が見られます。注目度の高い特許には、「ページ切り替え時における紙媒体との違和感を低減するための技術」などがあります。

 2位シャープは、本分野において近年出願を伸ばしている企業の1つとして挙げられ、アメリカや中国など海外にも出願が見られます。注目度の高い特許には、「電子書籍の著作権管理」に関する技術や、「入力映像信号に応じてバックライト光源の発光輝度を変化させる技術」などがあります。

 3位セイコーエプソンは、2008年末の10位から7ランク上昇しました。「回転、拡大、縮小、スクロールなどの操作で使い勝手のよいインターフェースを持つ機器」などに注目度の高い特許が見られます。

 4位のE INKは米国のベンチャー企業が開発した電子ペーパーの基幹技術を持つ企業で、2009年末に台湾の製紙印刷企業YFYに買収されました。2008年末の20位から大きく順位を上げています。同社の技術は、アマゾンのタブレット端末「Kindle」や楽天が販売する電子書籍リーダー「Kobo」、ソニーの電子ペーパー端末などにも採用されています。注目度の高い特許には、「帯電した白黒の粒子を電圧で制御する電気泳動方式を用いたディスプレイ」に関する技術などがあります。

 5位のソニーは「電子書籍の使い勝手を向上する技術」や、「音声モードと視覚モードの切り替えをスムーズに行うための技術」などが注目度の高い技術として挙げられます。

 6位以下では、アマゾンが2008年の76位から8位に上昇しているほか、電子出版制作ソフトウェアの開発を手掛ける大阪のベンチャー企業プロフィールドがランク外から6位へと急浮上するなど、過去5年間で海外企業やベンチャー企業の参入も活発化していることがうかがえます。


 本分析の詳細については、特許・技術調査レポート「電子書籍関連技術」にてご覧いただけます。

 

(注1):総合力の評価では、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を機関ごとに集計し、パテントスコアが50点以上のものを合算しています。50点以上のものだけを集計している理由は、パテントスコアが低くても特許件数が多いことによって総合力が上がってしまうことを防ぐためです。





【調査対象の特許群について】 1993年から2013年6月末までに公開された特許公報が対象。公開、登録、公表、再公表のすべてが対象で、登録と、公開・公表・再公表が重複している場合は、登録を優先。企業等の集計単位は権利者ベースとしています。


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