弊社はこのほど、日本に出願された車載用カメラ関連技術について、参入企業に関する調査結果をまとめました。
近年、運転者の視界を支援するために、車両周辺を監視するカメラを搭載する自動車が普及してきています。本調査では周辺を監視するための車載用カメラに着目し、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースとして、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました。
その結果、「総合力ランキング(注1)」では、1位 デンソー、2位 住友グループ(注2)、3位 パナソニックとなりました(表1、図1)。
【車載用カメラ 特許総合力トップ5】(表1)
順位 | 権利者 | 権利者スコア | パテントスコア 最高値 |
有効特許件数 |
---|---|---|---|---|
デンソー | 332.6 | 75.0 | 74 | |
住友グループ | 197.3 | 71.7 | 33 | |
パナソニック | 186.9 | 79.4 | 33 | |
トヨタ自動車 | 182.6 | 69.2 | 59 | |
京セラ | 163.3 | 73.7 | 23 | |
1位デンソーの注目度が高い特許には、カメラレンズに付着した付着物を除去する「車両用操作装置」が挙げられます。同社は2003年頃から出願件数が増加し、その後一時減少しましたが、再度件数が増加傾向にあります。(図2)
2位住友グループは他社と比べ、出願件数が増加し始める時期が早く、90年代後半から多く出願されています。注目度が高い特許には、プリズムに関する「車両周辺視認装置」が挙げられます。
3位パナソニックの注目度が高い特許は、車載カメラの切り替えに関する「車載カメラ映像合成透視装置」が挙げられます。同社も近年出願件数が減少傾向にあります。
これらの総合力上位企業のパテントファミリー(注3)を集計すると図3のようになりました(日本、WIPOは除く)。基本的にはアメリカが多いですが、上位2社のデンソー、住友グループは欧州特許庁よりも欧州の中でドイツ一国に限定している公報が多いことが特徴的です。また、中国への出願も各社の件数が増え始めているのと同時に増えていることが分かります。
本分析の詳細については、特許・技術調査レポート「車載用カメラ関連技術」にてご覧いただけます。
参入企業の技術力と成長性を取りまとめたレポートです。
【価格】 ※個別企業分析の対象企業は、特許総合力上位企業または任意にご指定可能。 |
|
(注)レポートは弊社データベースにおける最新の収録範囲に基づき作成いたします。
そのため、ご発注のタイミングによっては上記ランキングと順位、値が異なる可能性があります。
【納品形態】
レポートのPDF、公報リストを収録したエクセルファイルをメールで御納品。
レポート冊子やデータ一式を収録したCD-Rでの御納品をご希望の場合にはご相談ください。
パテントスコアを用いた総合力評価や出願件数などに基づく各種ランキングデータのご提供です。
【収録データ】 ・特許総合力ランキング_上位30社リスト ・有効特許件数ランキング_上位30社リスト ・開発規模(出願件数)ランキング_上位30社リスト ・競合状況分析マップ (権利者スコアマップ) ・母集団の公報リスト |
サンプルデータはこちら
【納品形態】
上記データを収録したエクセルファイルをメールで御納品。
データ一式を収録したCD-Rでの御納品をご希望の場合にはご相談ください。
【価格】
50,000円(税抜)
Menu | |
---|---|
Top | |
特許ランキング | |
Biz Cruncherとは? | |
受託特許分析 | |
分野・企業別レポート | |
無料知財セミナー | |
ニュース | |
コラム | |
商品一覧 | |
パテントスコア | |
企業の方へ | |
大学の方へ | |
金融機関の方へ |
特許分析のパテント・リザルト TEL:03-5802-6580
特許分析・経営分析関連のつぶやき &
特許分析・経営分析関連のFacebook
Copyright c Patent Result Co., Ltd.