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【全業種】特許資産規模ランキング　トップ3はパナソニック、トヨタ、東芝

　弊社はこのほど、企業が保有する特許資産を、質と量の両面から総合評価した「全業種　特許資産規模ランキング2010」を発表いたしました（※）。2009年4月1日から2010年3月末までに日本の特許庁に新たに登録されたすべての特許を対象に、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を算出し、企業ごとに総合得点を集計しました。このランキングにより、件数比較では見られない、特許総合力の評価が可能になります。

　集計の結果、1位 パナソニック、2位 トヨタ自動車、3位　東芝となりました。

　　　　　【全業種　特許資産規模ランキング2010】

順位	前年 順位	企業名	特許資産 の規模 （pt）	前年比（％）	登録 件数	平均点 （pt/件数）
1	1	パナソニック	198,562	-2.1	5,305	37.43
2	2	トヨタ自動車	158,181	-2.7	4,126	38.34
3	4	東芝	138,865	21.1	3,561	39.00
4	5	ソニー	130,140	17.9	4,508	28.87
5	3	シャープ	111,245	-8.3	2,672	41.63
6	6	セイコーエプソン	107,735	-0.5	3,034	35.51
7	9	デンソー	105,187	28.3	3,079	34.16
8	7	キヤノン	101,128	-0.1	3,518	28.75
9	8	三菱電機	86,642	-2.3	2,795	31.00
10	10	本田技研工業	79,662	3.8	2,999	26.56

　上位10社中で、前年よりも最も上昇率が高かったのは、7位のデンソーです。同社の注目度の高い特許には、「省燃費を確保しつつ、快適性の高い空調管理をするハイブリッド車両」に関する技術や、「周囲の障害物等を検知して駐車支援を行うシステム」に関する技術などがあります。

　また、上位10社中で特許1件当たりの得点が最も高かったのは、シャープです。登録件数は上位10社中で最も少ないですが、注目度の高い特許を多く保有していることから、5位にランクインしています。 異なる方向からディスプレイを観察する2人の観察者が、互いに異なるイメージを見る「マルチプルビュー方向性ディスプレイ」に関する技術や、電子書籍などを広く普及するための「ネット上の課金対価収受システム」に関する技術などが注目度の高い特許として挙げられます。

※ランキングの集計について
　特許資産の規模とは、各出願人が保有する特許（特許庁に登録され、失効や権利放棄されていない特許）を「特許資産」としてとらえ、その総合力を判断するための指標です。特許1件ごとに注目度に基づくスコアを算出した上で、それに特許失効までの残存期間を掛け合わせて、出願人ごとに合計得点を集計しています。注目度の算出には、特許の出願後の審査プロセスなどを記録化した経過情報などを用いています。経過情報には、出願人による権利化への意欲や、特許庁審査官による他社特許拒絶への引用、競合他社によるけん制行為などのアクションが記録されており、これらのデータを指数化することで、出願人、審査官、競合他社の3者が、個々の特許にどれくらい注目しているかを客観的に評価することができます。

【全業種　特許資産規模ランキング（全期間）】※2010年3月末時点で有効な全登録特許を対象として集計

順位	前年 順位	企業名	特許資産 の規模 （pt）	前年比（％）	登録 件数	平均点 （pt/件数）
1	1	パナソニック	961,788	1.3	40,116	23.98
2	2	東芝	492,305	3.9	26,041	18.90
3	3	キヤノン	468,762	1.5	26,840	17.47
4	4	セイコーエプソン	449,033	4.3	19,117	23.49
5	6	トヨタ自動車	438,224	14.2	19,521	22.45
6	5	シャープ	421,559	0.3	19,503	21.62
7	8	三菱電機	378,426	0.9	19,606	19.30
8	9	ソニー	363,566	16.6	19,999	18.18
9	11	デンソー	341,103	15.5	17,154	19.88
10	10	リコー	318,511	2.6	19,243	16.55

本ランキングに関するさらに詳しい情報を、下記の通り販売しています。
【ご提供データ】
上位100位までのデータ
　・全業種データ2009年度版、全期間版（1993年4月1日～2010年3月31日）
　・業種別データ2009年度版、全期間版（1993年4月1日～2010年3月31日）

【価格】
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