弊社はこのほど、独自に分類した「ハウスメーカー」の企業を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「ハウスメーカー 特許資産規模ランキング」をまとめました。2016年4月1日から2017年3月末までの1年間に登録された特許を対象に、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を用いた評価を行い、企業ごとに総合得点を集計しました。
その結果、1位 大和ハウス工業、2位トヨタホーム、3位 旭化成ホームズとなりました。
【ハウスメーカー 特許資産規模ランキング2017 上位5社】
順位 | 前年 順位 |
企業名 | 特許資産 規模 (pt) |
特許 件数 |
---|---|---|---|---|
大和ハウス工業 | 4,978.6 | 179 | ||
トヨタホーム | 2,388.4 | 118 | ||
旭化成ホームズ | 1,811.0 | 75 | ||
ミサワホーム | 1,735.0 | 63 | ||
積水ハウス | 1,694.7 | 48 | ||
1位の大和ハウス工業は、「空気清浄装置および空気清浄システム」や「開口部構造」に関する技術などが注目度の高い特許として挙げられます。どちらの技術も後願他社の拒絶査定において、先行技術として審査官引用されています。
トヨタホームは、順位を上げて2位となりました。トヨタホームの注目度の高い特許には、「建物」や「エネルギー消費表示システム」に関する技術などが挙げられます。
3位の旭化成ホームズは、「木造軸組建物」や「蒸散体」に関する技術などが注目度の高い特許として挙げられます。前者の特許はPCT国際出願により、日本のほか、台湾へ出願されています。
4位のミサワホームは「シート挟持装置、防水装置及び防水面材」や「バルコニー付き住宅」に関する技術などが、5位の積水ハウスは「木造住宅の耐力壁」や「耐火部材、防火構造体、構造物および防火構造体の施工方法」に関する技術などがそれぞれ注目度の高い特許として挙げられます。
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