弊社はこのほど、独自に分類した「窯業」業界の企業を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「窯業業界 特許資産規模ランキング」をまとめました。2019年4月1日から2020年3月末までの1年間に登録された特許を対象に、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を用いた評価を行い、企業ごとに総合得点を集計しました。
その結果、1位 日本ガイシ、2位 AGC、3位 TOTOとなりました。
【窯業 特許資産規模ランキング2020 上位10社】
順位 | 企業名 | 特許資産規模 (pt) |
特許件数 |
---|---|---|---|
日本ガイシ | 18,053.0 | 340 | |
AGC | 11,245.0 | 291 | |
TOTO | 8,998.8 | 270 | |
日本特殊陶業 | 7,391.1 | 281 | |
LIXIL | 6,392.1 | 266 | |
太平洋セメント | 4,830.3 | 162 | |
CORNING | 4,820.3 | 155 | |
日本板硝子 | 4,666.8 | 72 | |
住友大阪セメント | 4,495.8 | 99 | |
日本電気硝子 | 4,113.5 | 202 | |
1位 日本ガイシの注目度の高い特許には「燃焼性を向上させることのできる燃料電池セル及びセルスタック装置」や「コーティング膜の剥離を抑制可能な合金部材、セルスタック及びセルスタック装置」が挙げられます。
2位 AGCは「防眩性などの視認性に優れ耐摩耗性の高いガラス物品」や「観察者から見て透明部材の向こう側の光景の視認性に優れた映像表示透明部材」などが注目度の高い特許として挙げられます。
3位 TOTOの注目度の高い特許には「複数の衛生洗浄装置の設定を管理者が変更する際、作業効率を向上させることができるリモコン」や「分散性の高い金属窒化物光触媒粒子および/または金属酸窒化物光触媒粒子」が挙げられます。
4位の日本特殊陶業は「十分な耐久性を備え、かつ加工性に優れたペリクル枠」、5位のLIXILは「浄水機能付きの水栓に交換する作業を容易にし、かつその交換費用を低く抑えることが可能な水栓」などが注目度の高い特許として挙げられます。
【ランキングの集計について】
特許資産の規模とは、企業が保有する特許(特許庁から特許登録が認められ、失効や権利放棄されていないもの)を「特許資産」としてとらえ、その総合力を判断するための指標です。特許1件ごとに注目度に基づくスコアを算出した上で、それに特許失効までの残存期間を掛け合わせ、企業ごとに合計得点を集計しています。注目度の算出には、特許の出願後の審査プロセスなどを記録化した経過情報などを用いています。経過情報には、出願人による権利化への意欲や、特許庁審査官による審査結果、競合他社によるけん制行為などのアクションが記録されており、これらのデータを指数化することで、出願人、審査官、競合他社の3者が、個々の特許にどれくらい注目しているかを客観的に評価することができます。
※本ランキングでは、権利移転を反映した集計を行っています。2020年9月末時点で権利を保有している企業の名義でランキングしているため、出願時と企業名が異なる特許が含まれる可能性があります。
※業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。
ランキングデータの販売
特許資産規模ランキングデータを、以下の通り販売しています。
※ランキングデータには個別特許の評価データは含まれません。
【窯業】特許資産規模ランキング
・窯業 特許資産規模ランキング(全期間トップ100と2019年度トップ50)
・窯業 登録特許件数ランキング(全期間トップ100と2019年度トップ50)
・全業種 特許資産規模ランキング(全期間と2019年度のトップ100)
・全業種 登録特許件数ランキング(全期間と2019年度のトップ100)
※本ランキングでは、権利移転を反映した集計を行っています。2020年9月末時点で権利を保有している企業の名義でランキングしているため、出願時と企業名が異なる特許が含まれる可能性があります。
【納品形態】
上記データを収録したエクセルファイルをメールで御納品。
データ一式を収録したCD-Rでの御納品をご希望の場合にはご相談ください。
【価格】
50,000円(税抜)
個別特許の評価データ
個別特許の評価データを別途ご希望の場合は、お問い合わせください。
件数に応じて下表の単価が適用となります。
件数 | 単価(税抜) |
---|---|
1,000円/件 | |
600円/件 | |
500円/件 | |
300円/件 | |
お問い合わせください | |
※業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。
※算出方法について:
特許資産の規模とは、各出願人が保有する特許(特許庁に登録され、失効や権利放棄されていない特許)を「特許資産」としてとらえ、その総合力を判断するための指標です。特許1件ごとに注目度に基づくスコアを算出した上で、それに特許失効までの残存期間を掛け合わせ、出願人ごとに合計得点を集計しています。注目度の算出には、特許の出願後の審査プロセスなどを記録化した経過情報などを用いています。
経過情報には、出願人による権利化への意欲や、特許庁審査官による他社特許拒絶への引用、競合他社によるけん制行為などのアクションが記録されており、これらのデータを指数化することで、出願人、審査官、競合他社の3者が、個々の特許にどれくらい注目しているかを客観的に評価することができます。