弊社はこのほど、独自に分類した「電力・ガス・石油」業界の企業を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「電力・ガス・石油業界 特許資産規模ランキング」をまとめました。2019年4月1日から2020年3月末までの1年間に登録された特許を対象に、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を用いた評価を行い、企業ごとに総合得点を集計しました。
その結果、1位 東京ガス、2位 中国電力、3位 大阪ガスとなりました。
【電力・ガス・石油 特許資産規模ランキング2020 上位10社】
順位 | 企業名 | 特許資産規模 (pt) |
特許件数 |
---|---|---|---|
東京ガス | 7,031.3 | 129 | |
中国電力 | 5,604.1 | 218 | |
大阪ガス | 4,040.0 | 182 | |
出光興産 | 3,915.4 | 123 | |
ENEOS | 3,197.0 | 105 | |
東京電力ホールディングス | 2,361.8 | 102 | |
SAUDI ARABIAN OIL COMPANY | 2,135.9 | 38 | |
EXXON MOBIL | 1,751.8 | 50 | |
関西電力 | 777.6 | 21 | |
VALLOUREC OIL AND GAS FRANCE | 769.9 | 13 | |
※当ランキングでは、企業グループを考慮した名寄せを行っております。
2位 中国電力は「無人飛行体の効率的な飛行計画を作成できる飛行制御システム」(エネルギア・コミュニケーションズと共同出願)や「蒸気管等の表面温度を広範囲に亘り計測できる伝熱管」などが注目度の高い特許として挙げられます。
3位 大阪ガスの注目度の高い特許には「建築物のパイプシャフト内に設置される給湯装置で生じるドレン水を、より簡素な構造で、安全に排水できる排水案内システム」(新和産業などと共同出願)や「浸透膜の透過流束を高く維持し、保守管理が容易な発電設備として利用する方法」が挙げられます。
4位の出光興産は「より高いイオン伝導度を有している、新規な硫化物固体電解質」、5位のENEOSは「透過視認性を損なわずに、透明パーティション等に商品情報や広告等を鮮明に投射表示することができる透明スクリーン用フィルム」(東京工業大学と共同出願)などが注目度の高い特許として挙げられます。
【ランキングの集計について】
特許資産の規模とは、企業が保有する特許(特許庁から特許登録が認められ、失効や権利放棄されていないもの)を「特許資産」としてとらえ、その総合力を判断するための指標です。特許1件ごとに注目度に基づくスコアを算出した上で、それに特許失効までの残存期間を掛け合わせ、企業ごとに合計得点を集計しています。注目度の算出には、特許の出願後の審査プロセスなどを記録化した経過情報などを用いています。経過情報には、出願人による権利化への意欲や、特許庁審査官による審査結果、競合他社によるけん制行為などのアクションが記録されており、これらのデータを指数化することで、出願人、審査官、競合他社の3者が、個々の特許にどれくらい注目しているかを客観的に評価することができます。
※本ランキングでは、権利移転を反映した集計を行っています。2020年9月末時点で権利を保有している企業の名義でランキングしているため、出願時と企業名が異なる特許が含まれる可能性があります。
※業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。
ランキングデータの販売
特許資産規模ランキングデータを、以下の通り販売しています。
※ランキングデータには個別特許の評価データは含まれません。
【電力・ガス・石油】特許資産規模ランキング
・電力・ガス・石油 特許資産規模ランキング(全期間と2019年度のトップ30)
・電力・ガス・石油 登録特許件数ランキング(全期間と2019年度のトップ30)
・全業種 特許資産規模ランキング(全期間と2019年度トップ100)
・全業種 登録特許件数ランキング(全期間と2019年度トップ100)
※本ランキングでは、権利移転を反映した集計を行っています。2020年9月末時点で権利を保有している企業の名義でランキングしているため、出願時と企業名が異なる特許が含まれる可能性があります。
【納品形態】
上記データを収録したエクセルファイルをメールで御納品。
データ一式を収録したCD-Rでの御納品をご希望の場合にはご相談ください。
【価格】
50,000円(税抜)
個別特許の評価データ
個別特許の評価データを別途ご希望の場合は、お問い合わせください。
件数に応じて下表の単価が適用となります。
件数 | 単価(税抜) |
---|---|
1,000円/件 | |
600円/件 | |
500円/件 | |
300円/件 | |
お問い合わせください | |
※業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。
※算出方法について:
特許資産の規模とは、各出願人が保有する特許(特許庁に登録され、失効や権利放棄されていない特許)を「特許資産」としてとらえ、その総合力を判断するための指標です。特許1件ごとに注目度に基づくスコアを算出した上で、それに特許失効までの残存期間を掛け合わせ、出願人ごとに合計得点を集計しています。注目度の算出には、特許の出願後の審査プロセスなどを記録化した経過情報などを用いています。
経過情報には、出願人による権利化への意欲や、特許庁審査官による他社特許拒絶への引用、競合他社によるけん制行為などのアクションが記録されており、これらのデータを指数化することで、出願人、審査官、競合他社の3者が、個々の特許にどれくらい注目しているかを客観的に評価することができます。