弊社はこのほど、独自に分類した「ハウスメーカー」業界の企業全8社を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「ハウスメーカー業界 特許資産規模ランキング」をまとめました。2021年4月1日から2022年3月末までの1年間に登録された特許を対象に、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を用いた評価を行い、企業ごとに総合得点を集計しました。
その結果、1位 大和ハウス工業、2位 積水ハウス、3位 トヨタホームとなりました。
【ハウスメーカー 特許資産規模ランキング2022 全8社】
順位 | 企業名 | 特許資産規模 (pt) |
特許件数 |
---|---|---|---|
大和ハウス工業 | 4,439.3 | 211 | |
積水ハウス | 1,522.3 | 71 | |
トヨタホーム | 1,334.3 | 80 | |
ミサワホーム | 1,127.3 | 28 | |
旭化成ホームズ | 888.0 | 40 | |
パナソニックホームズ | 631.1 | 20 | |
住友林業 | 264.2 | 13 | |
三井ホーム | 20.9 | 1 | |
1位 大和ハウス工業の注目度の高い特許には「顧客の負荷を軽減し、顧客の要望を反映した住宅の仕様を容易に決定するサーバ装置」や「吸音材を用いて吸音性を高めるとともに壁の重量による遮音性を高めることで低周波数域での防音性を向上できる建物の壁構造」に関する技術が挙げられます。
2位 積水ハウスは「施工を容易にし、施工コストを抑えた基礎工法」や「製造が容易で、かつ施工効率が高い、木造建造物の構造材を結合する際に使用する建築用金物」に関する技術などが注目度の高い特許として挙げられます。
3位 トヨタホームの注目度の高い特許には「前面道路が狭くても、面倒な操作を必要とせず、車両の入出庫が容易な駐車スペース付建物」や「設置作業の工数低減を図ることができる隔て板の設置構造」が挙げられます。
4位のミサワホームは「使い勝手がよく、床体脱落や撓みを防止可能なユニット家具」、5位の旭化成ホームズは「中高層建築物であっても容易に適用可能な構成を有するTMD型の制振装置」などが注目度の高い特許として挙げられます。
【ランキングの集計について】
特許資産の規模とは、企業が保有する特許(特許庁から特許登録が認められ、失効や権利放棄されていないもの)を「特許資産」としてとらえ、その総合力を判断するための指標です。特許1件ごとに注目度に基づくスコアを算出した上で、それに特許失効までの残存期間を掛け合わせ、企業ごとに合計得点を集計しています。注目度の算出には、特許の出願後の審査プロセスなどを記録化した経過情報などを用いています。経過情報には、出願人による権利化への意欲や、特許庁審査官による審査結果、競合他社によるけん制行為などのアクションが記録されており、これらのデータを指数化することで、出願人、審査官、競合他社の3者が、個々の特許にどれくらい注目しているかを客観的に評価することができます。
※本ランキングでは、権利移転を反映した集計を行っています。2022年6月末時点で権利を保有している企業の名義でランキングしているため、出願時と企業名が異なる特許が含まれる可能性があります。
※業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。
ランキングデータの販売
個別特許の評価データを、以下の通り販売しています。
個別特許の評価データ
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件数に応じて下表の単価が適用となります。
件数 | 単価(税抜) |
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1,000円/件 | |
600円/件 | |
500円/件 | |
300円/件 | |
お問い合わせください | |
※業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。
※算出方法について:
特許資産の規模とは、各出願人が保有する特許(特許庁に登録され、失効や権利放棄されていない特許)を「特許資産」としてとらえ、その総合力を判断するための指標です。特許1件ごとに注目度に基づくスコアを算出した上で、それに特許失効までの残存期間を掛け合わせ、出願人ごとに合計得点を集計しています。注目度の算出には、特許の出願後の審査プロセスなどを記録化した経過情報などを用いています。
経過情報には、出願人による権利化への意欲や、特許庁審査官による他社特許拒絶への引用、競合他社によるけん制行為などのアクションが記録されており、これらのデータを指数化することで、出願人、審査官、競合他社の3者が、個々の特許にどれくらい注目しているかを客観的に評価することができます。