【繊維・紙・パルプ】特許資産規模ランキング2023　トップ3は東レ、王子HD、東洋紡

　弊社はこのほど、独自に分類した「繊維・紙・パルプ」業界の企業を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「繊維・紙・パルプ業界　特許資産規模ランキング2023」をまとめました。2022年4月1日から2023年3月末までの1年間に登録された特許を対象に、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を用いた評価を行い、企業ごとに総合得点を集計しました。

　その結果、1位 東レ、2位 王子ホールディングス、3位 東洋紡となりました。

　　　　　【繊維・紙・パルプ　特許資産規模ランキング2023　上位10社】

　1位 東レの注目度の高い特許には「Ｘ線画像の画質を向上するＸ線透過部材」や、LG ENERGY SOLUTIONと共同保有の「サイクル特性や高率放電特性などの電池性能を向上した、ゲルポリマー層を含む電池用分離膜」に関する技術が挙げられます。後者の技術は、韓国、中国、台湾、欧州特許庁、米国への出願もみられます。

　2位 王子ホールディングスは、京都大学、京都市産業技術研究所などと共同保有である「軽量かつ強度特性に優れた繊維強化樹脂組成物」や「紫外線レーザーを照射することにより、視認性に優れた印刷物を製造する方法」に関する技術が注目度の高い特許として挙げられます。

　3位 東洋紡の注目度の高い特許には「ＤＮＡポリメラーゼの活性ドメインへ特異的に結合する抗体」や「セパレータ間の距離の均一性を向上した燃料電池用積層体」などに関する技術が挙げられます。

　4位の大王製紙は「表裏での使い分けがしやすく色落ちがし難い不織布ダスター」、5位の日本製紙は「パルプ等様々な用途に有用な木材チップ」などが、それぞれ注目度の高い特許として挙げられます。

ランキングデータの販売

特許資産規模ランキングデータを、以下の通り販売しています。
※ランキングデータには個別特許の評価データは含まれません。

【繊維・紙・パルプ】特許資産規模ランキング

・繊維・紙・パルプ　特許資産規模ランキング（全期間トップ100と2022年度のトップ50）
・繊維・紙・パルプ　登録特許件数ランキング（全期間トップ100と2022年度のトップ50）
・全業種　特許資産規模ランキング（全期間と2022年度のトップ100）
・全業種　登録特許件数ランキング（全期間と2022年度のトップ100）

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