投稿日:2025年12月15日
【全業種】特許資産規模ランキング2025 トップ3は三菱電機、キヤノン、パナソニックHD
#精密機器 , #自動車・輸送機器 , #電子部品・電子機器・電子材料
弊社はこのほど、全業種の企業を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「全業種 特許資産規模ランキング2025」をまとめました。2024年4月1日から2025年3月末までの1年間に登録された特許を対象に、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を用いた評価を行い、企業ごとに総合得点を集計しました。
その結果、1位 三菱電機、2位 キヤノン、3位 パナソニックホールディングスとなりました。
【全業種 特許資産規模ランキング2025 上位10社】
| 順位 | 企業名 | 特許資産規模 (pt) |
登録件数 |
|---|---|---|---|
| 三菱電機 | 133,754.0 | 2,784 | |
| キヤノン | 122,949.6 | 3,794 | |
| パナソニックホールディングス | 111,746.7 | 3,499 | |
| トヨタ自動車 | 105,506.3 | 4,624 | |
| 三洋物産 | 59,528.5 | 1,276 | |
| NEC | 59,484.3 | 2,093 | |
| 本田技研工業 | 43,877.1 | 1,513 | |
| SANKYO | 40,759.0 | 1,532 | |
| NTT | 40,416.0 | 1,843 | |
| デンソー | 39,838.0 | 1,639 |
※当ランキングでは、企業グループを考慮した名寄せ処理を行っております。
1位 三菱電機は「インバータ装置」「空調制御装置」「移動無線通信システム」などの分野に強みを持っています。これらの分野における注目度が高い特許には「複数の単相インバータを使いつつ、大型化や高コスト化を抑制できる電力変換装置」「疲労蓄積及び集中度低下の抑制と総合的な生産性の向上を両立できる環境制御システム」といった技術が挙げられます。
2位 キヤノンは「タイプライター等へのデジタル出力」や「ファクシミリ一般」などの分野に強みを持っています。これらの分野における注目度が高い特許には「アプリでオリジナルサイズの文書や図面を作成できるクラウド環境下の印刷システム」「入力装置を操作した場合に、誤動作を抑制できる画像形成装置」などが挙げられます。
3位 パナソニックホールディングスは「電気部品の供給・取り付け」や「移動無線通信システム」などの分野に強みを持っており、注目度が高い特許には「基板と部品の間の接着剤の厚さを適切に管理できる部品実装システム」「可動性の高い通信端末に対応するためのメッシュネットワークを構築できる無線通信装置」などが挙げられます。
4位のトヨタ自動車は「交通制御システム」、5位の三洋物産は「遊技機における電気的表示」などの分野に強みを持っています。
【ランキングの集計について】
特許資産の規模とは、企業が保有する特許(特許庁から特許登録が認められ、失効や権利放棄されていないもの)を「特許資産」としてとらえ、その総合力を判断するための指標です。特許1件ごとに注目度に基づくスコアを算出した上で、それに特許失効までの残存期間を掛け合わせ、企業ごとに合計得点を集計しています。注目度の算出には、特許の出願後の審査プロセスなどを記録化した経過情報などを用いています。
経過情報には、出願人による権利化への意欲や、特許庁審査官による審査結果、競合他社によるけん制行為などのアクションが記録されており、これらのデータを指数化することで、出願人、審査官、競合他社の3者が、個々の特許にどれくらい注目しているかを客観的に評価することができます。
※本ランキングでは、権利移転を反映した集計を行っています。2025年6月末時点で権利を保有している企業の名義でランキングしているため、出願時と企業名が異なる特許が含まれる可能性があります。
※業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。
ランキングデータの販売
特許資産規模ランキングデータを、以下の通り販売しています。
※ランキングデータには個別特許の評価データは含まれません。
【全業種】特許資産規模ランキング
・全業種 特許資産規模ランキング(全期間と2024年度のトップ150)
・全業種 登録特許件数ランキング(全期間と2024年度のトップ150)
【納品形態】
上記データを収録したエクセルファイルをメールで御納品。
データ一式を収録したCD-Rでの御納品をご希望の場合にはご相談ください。
【価格】
50,000円(税抜)
個別特許の評価データ
個別特許の評価データを別途ご希望の場合は、お問い合わせください。
件数に応じて下表の単価が適用となります。
| 件数 | 単価(税抜) |
|---|---|
| 1,000円/件 | |
| 600円/件 | |
| 500円/件 | |
| 300円/件 | |
| お問い合わせください |
※業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。
※算出方法について:
特許資産の規模とは、各出願人が保有する特許(特許庁に登録され、失効や権利放棄されていない特許)を「特許資産」としてとらえ、その総合力を判断するための指標です。特許1件ごとに注目度に基づくスコアを算出した上で、それに特許失効までの残存期間を掛け合わせ、出願人ごとに合計得点を集計しています。注目度の算出には、特許の出願後の審査プロセスなどを記録化した経過情報などを用いています。
経過情報には、出願人による権利化への意欲や、特許庁審査官による他社特許拒絶への引用、競合他社によるけん制行為などのアクションが記録されており、これらのデータを指数化することで、出願人、審査官、競合他社の3者が、個々の特許にどれくらい注目しているかを客観的に評価することができます。
