弊社はこのほど、独自に分類した「自動車部品」業界の企業を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「自動車部品業界 特許資産規模ランキング2025」をまとめました。2024年4月1日から2025年3月末までの1年間に登録された特許を対象に、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を用いた評価を行い、企業ごとに総合得点を集計しました。
その結果、1位 デンソー、2位 ASTEMO、3位 住友電装となりました。
【自動車部品 特許資産規模ランキング2025 上位10社】
| 順位 | 企業名 | 特許資産規模 (pt) |
登録件数 |
|---|---|---|---|
| デンソー | 39,838.0 | 1,639 | |
| ASTEMO | 21,305.5 | 609 | |
| 住友電装 | 18,611.0 | 600 | |
| ROBERT BOSCH(独) | 11,852.2 | 378 | |
| 矢崎総業 | 11,534.2 | 502 | |
| アイシン | 9,007.8 | 362 | |
| パナソニックオートモーティブシステムズ | 8,142.2 | 239 | |
| 小糸製作所 | 7,382.3 | 254 | |
| テイ・エステック | 7,312.5 | 192 | |
| 三菱電機モビリティ | 6,759.5 | 103 |
※当ランキングでは、企業グループを考慮した名寄せ処理を行っております。
1位 デンソーの注目度の高い特許には、トヨタ自動車と共同保有である「端末の消費電力を抑えつつ、電源状態に応じた適切な無線信号受信の制御を実現する端末及び通信方法」や、「電気的な絶縁信頼性を高めることができる回転電機」に関する技術が挙げられます。
2位 ASTEMOは「通信信号の電位の安定性を確保する電池制御装置」や「可動子の推力の安定性と制御性を向上させたソレノイド」に関する技術などが注目度の高い特許として挙げられます。
3位 住友電装の注目度の高い特許には「通信特性の安定性と耐熱性に優れた通信用電線」や「リレーの大型化を抑制しつつ、より大きな電流が流れることを許容する車載用制御装置」などに関する技術が挙げられます。
4位のROBERT BOSCHは「高速かつ安定して制御することができる鞍乗型車両用のブレーキ力制御ユニット」、5位の矢崎総業は、長岡パワーエレクトロニクスおよび東京海洋大学と共同保有である「電力の脈動を吸収することが可能な小型の充電器」が、注目度の高い特許として挙げられます。
【ランキングの集計について】
特許資産の規模とは、企業が保有する特許(特許庁から特許登録が認められ、失効や権利放棄されていないもの)を「特許資産」としてとらえ、その総合力を判断するための指標です。特許1件ごとに注目度に基づくスコアを算出した上で、それに特許失効までの残存期間を掛け合わせ、企業ごとに合計得点を集計しています。注目度の算出には、特許の出願後の審査プロセスなどを記録化した経過情報などを用いています。
経過情報には、出願人による権利化への意欲や、特許庁審査官による審査結果、競合他社によるけん制行為などのアクションが記録されており、これらのデータを指数化することで、出願人、審査官、競合他社の3者が、個々の特許にどれくらい注目しているかを客観的に評価することができます。
※本ランキングでは、権利移転を反映した集計を行っています。2025年6月末時点で権利を保有している企業の名義でランキングしているため、出願時と企業名が異なる特許が含まれる可能性があります。
※業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。
ランキングデータの販売
特許資産規模ランキングデータを、以下の通り販売しています。
※ランキングデータには個別特許の評価データは含まれません。
【自動車部品】特許資産規模ランキング
・自動車部品 特許資産規模ランキング(全期間と2024年度のトップ100)
・自動車部品 登録特許件数ランキング(全期間と2024年度のトップ100)
・全業種 特許資産規模ランキング(全期間と2024年度のトップ100)
・全業種 登録特許件数ランキング(全期間と2024年度のトップ100)
【納品形態】
上記データを収録したエクセルファイルをメールで御納品。
データ一式を収録したCD-Rでの御納品をご希望の場合にはご相談ください。
【価格】
50,000円(税抜)
個別特許の評価データ
個別特許の評価データを別途ご希望の場合は、お問い合わせください。
件数に応じて下表の単価が適用となります。
| 件数 | 単価(税抜) |
|---|---|
| 1,000円/件 | |
| 600円/件 | |
| 500円/件 | |
| 300円/件 | |
| お問い合わせください |
※業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。
※算出方法について:
特許資産の規模とは、各出願人が保有する特許(特許庁に登録され、失効や権利放棄されていない特許)を「特許資産」としてとらえ、その総合力を判断するための指標です。特許1件ごとに注目度に基づくスコアを算出した上で、それに特許失効までの残存期間を掛け合わせ、出願人ごとに合計得点を集計しています。注目度の算出には、特許の出願後の審査プロセスなどを記録化した経過情報などを用いています。
経過情報には、出願人による権利化への意欲や、特許庁審査官による他社特許拒絶への引用、競合他社によるけん制行為などのアクションが記録されており、これらのデータを指数化することで、出願人、審査官、競合他社の3者が、個々の特許にどれくらい注目しているかを客観的に評価することができます。
