弊社はこのほど、独自に分類した「エンジニアリング業」業界の企業を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「エンジニアリング業業界 特許資産規模ランキング2025」をまとめました。2024年4月1日から2025年3月末までの1年間に登録された特許を対象に、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を用いた評価を行い、企業ごとに総合得点を集計しました。
その結果、1位 日鉄エンジニアリング、2位 栗田工業、3位 オルガノとなりました。
【エンジニアリング業 特許資産規模ランキング2025 上位10社】
| 順位 | 企業名 | 特許資産規模 (pt) | 登録件数 | 
|---|---|---|---|
| 日鉄エンジニアリング | 6,035.1 | 94 | |
| 栗田工業 | 4,210.2 | 105 | |
| オルガノ | 2,744.7 | 108 | |
| 神鋼環境ソリューション | 1,994.2 | 51 | |
| 水ing | 1,294.9 | 36 | |
| JFEエンジニアリング | 1,176.3 | 39 | |
| 日立パワーソリューションズ | 1,151.8 | 28 | |
| 日鉄テックスエンジ | 1,093.9 | 44 | |
| メタウォーター | 1,055.0 | 49 | |
| 三菱重工環境・化学エンジニアリング | 936.8 | 13 | 
1位 日鉄エンジニアリングの注目度の高い特許には「異なる部材を用いて芯材の局部座屈と全体座屈の両方を確実に抑制する座屈拘束ブレース」や「スローピングフリュー部構造を有するコークス乾式消火設備」に関する技術が挙げられます。
2位 栗田工業は「可変式イオン交換処理水量を可能とする超純水製造装置用のイオン交換システム」や「濾過性能を維持しつつ脱イオン水の生産量を需要に応じて変化できる上向流式イオン交換塔の運転方法」に関する技術などが注目度の高い特許として挙げられます。
3位 オルガノの注目度の高い特許には「バイオファウリングを効率的に抑制できる逆浸透膜処理用の水処理方法」や「過剰な圧力が加わらず、各脱イオン水製造装置で十分な流速を確保できる純水製造装置」などに関する技術が挙げられます。
4位の神鋼環境ソリューションは「乾燥速度を速い状態で維持しながらも、コラプスの発生を防止できる凍結乾燥装置」、5位の水ingは富士技研と共同保有である「障害物のある水路内の水中設備に容易に接近してメンテナンスできる止水構造を有する水中設備のメンテナンス方法」が、注目度の高い特許として挙げられます。
【ランキングの集計について】
 特許資産の規模とは、企業が保有する特許(特許庁から特許登録が認められ、失効や権利放棄されていないもの)を「特許資産」としてとらえ、その総合力を判断するための指標です。特許1件ごとに注目度に基づくスコアを算出した上で、それに特許失効までの残存期間を掛け合わせ、企業ごとに合計得点を集計しています。注目度の算出には、特許の出願後の審査プロセスなどを記録化した経過情報などを用いています。
 経過情報には、出願人による権利化への意欲や、特許庁審査官による審査結果、競合他社によるけん制行為などのアクションが記録されており、これらのデータを指数化することで、出願人、審査官、競合他社の3者が、個々の特許にどれくらい注目しているかを客観的に評価することができます。
※本ランキングでは、権利移転を反映した集計を行っています。2025年6月末時点で権利を保有している企業の名義でランキングしているため、出願時と企業名が異なる特許が含まれる可能性があります。
※業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。
ランキングデータの販売
特許資産規模ランキングデータを、以下の通り販売しています。
※ランキングデータには個別特許の評価データは含まれません。
【エンジニアリング業】特許資産規模ランキング
・エンジニアリング業 特許資産規模ランキング(全期間トップ50と2024年度のトップ30)
・エンジニアリング業 登録特許件数ランキング(全期間トップ50と2024年度のトップ30)
・全業種 特許資産規模ランキング(全期間と2024年度のトップ100)
・全業種 登録特許件数ランキング(全期間と2024年度のトップ100)
【納品形態】
上記データを収録したエクセルファイルをメールで御納品。
データ一式を収録したCD-Rでの御納品をご希望の場合にはご相談ください。
【価格】
50,000円(税抜)
個別特許の評価データ
個別特許の評価データを別途ご希望の場合は、お問い合わせください。
件数に応じて下表の単価が適用となります。
| 件数 | 単価(税抜) | 
|---|---|
| 1,000円/件 | |
| 600円/件 | |
| 500円/件 | |
| 300円/件 | |
| お問い合わせください | 
※業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。
※算出方法について:
特許資産の規模とは、各出願人が保有する特許(特許庁に登録され、失効や権利放棄されていない特許)を「特許資産」としてとらえ、その総合力を判断するための指標です。特許1件ごとに注目度に基づくスコアを算出した上で、それに特許失効までの残存期間を掛け合わせ、出願人ごとに合計得点を集計しています。注目度の算出には、特許の出願後の審査プロセスなどを記録化した経過情報などを用いています。
経過情報には、出願人による権利化への意欲や、特許庁審査官による他社特許拒絶への引用、競合他社によるけん制行為などのアクションが記録されており、これらのデータを指数化することで、出願人、審査官、競合他社の3者が、個々の特許にどれくらい注目しているかを客観的に評価することができます。
