弊社はこのほど、独自に分類した「ハウスメーカー」業界の企業を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「ハウスメーカー業界 特許資産規模ランキング2025」をまとめました。2024年4月1日から2025年3月末までの1年間に登録された特許を対象に、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を用いた評価を行い、企業ごとに総合得点を集計しました。
その結果、1位 積水ハウス、2位 ミサワホーム、3位 大和ハウス工業となりました。
【ハウスメーカー 特許資産規模ランキング2025 上位8社】
| 順位 | 企業名 | 特許資産規模 (pt) |
登録件数 |
|---|---|---|---|
| 積水ハウス | 6,137.3 | 244 | |
| ミサワホーム | 2,869.1 | 54 | |
| 大和ハウス工業 | 2,497.8 | 141 | |
| 旭化成ホームズ | 979.5 | 46 | |
| トヨタホーム | 378.1 | 32 | |
| パナソニックホームズ | 256.0 | 16 | |
| 住友林業 | 162.6 | 10 | |
| 一条工務店 | 6.9 | 1 |
1位 積水ハウスの注目度の高い特許には「既設住宅の掃き出し窓の既設サッシ下枠をリフォームして、室内の床面と屋外の床面を連続的に揃えるためのサッシ下枠用アタッチメント」や「写真画像に基づいて、施工品質の良否を的確に判断する施工品質評価プログラム」に関する技術が挙げられます。
2位 ミサワホームは「燃料電池式発電装置によって生成された水の有効利用方法」や「汎用性が高く、設置が容易であり、目隠し対象の吸い込み・吹き出しに影響を及ぼしづらい目隠し体」に関する技術などが注目度の高い特許として挙げられます。
3位 大和ハウス工業の注目度の高い特許には「室内の空気の状態を確認することが可能な室内環境管理システム」や「火災事故を防止することができる断熱パネル」などに関する技術が挙げられます。
4位の旭化成ホームズは「土塊を細分化する細分化性能を向上可能な構成を有する攪拌装置」、5位のトヨタホームは「建物内のプランニングに制約が生じるのを抑制しながら、走行体を上下階に移動させることができる建物」が、注目度の高い特許として挙げられます。
【ランキングの集計について】
特許資産の規模とは、企業が保有する特許(特許庁から特許登録が認められ、失効や権利放棄されていないもの)を「特許資産」としてとらえ、その総合力を判断するための指標です。特許1件ごとに注目度に基づくスコアを算出した上で、それに特許失効までの残存期間を掛け合わせ、企業ごとに合計得点を集計しています。注目度の算出には、特許の出願後の審査プロセスなどを記録化した経過情報などを用いています。
経過情報には、出願人による権利化への意欲や、特許庁審査官による審査結果、競合他社によるけん制行為などのアクションが記録されており、これらのデータを指数化することで、出願人、審査官、競合他社の3者が、個々の特許にどれくらい注目しているかを客観的に評価することができます。
※本ランキングでは、権利移転を反映した集計を行っています。2025年6月末時点で権利を保有している企業の名義でランキングしているため、出願時と企業名が異なる特許が含まれる可能性があります。
※業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。
ランキングデータの販売
個別特許の評価データを、以下の通り販売しています。
個別特許の評価データ
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件数に応じて下表の単価が適用となります。
| 件数 | 単価(税抜) |
|---|---|
| 1,000円/件 | |
| 600円/件 | |
| 500円/件 | |
| 300円/件 | |
| お問い合わせください |
※業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。
※算出方法について:
特許資産の規模とは、各出願人が保有する特許(特許庁に登録され、失効や権利放棄されていない特許)を「特許資産」としてとらえ、その総合力を判断するための指標です。特許1件ごとに注目度に基づくスコアを算出した上で、それに特許失効までの残存期間を掛け合わせ、出願人ごとに合計得点を集計しています。注目度の算出には、特許の出願後の審査プロセスなどを記録化した経過情報などを用いています。
経過情報には、出願人による権利化への意欲や、特許庁審査官による他社特許拒絶への引用、競合他社によるけん制行為などのアクションが記録されており、これらのデータを指数化することで、出願人、審査官、競合他社の3者が、個々の特許にどれくらい注目しているかを客観的に評価することができます。
