弊社はこのほど、独自に分類した「半導体製造装置」業界の企業を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「半導体製造装置業界 特許資産規模ランキング2025」をまとめました。2024年4月1日から2025年3月末までの1年間に登録された特許を対象に、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を用いた評価を行い、企業ごとに総合得点を集計しました。
その結果、1位 東京エレクトロン、2位 APPLIED MATERIALS(米)、3位 SCREENホールディングスとなりました。
【半導体製造装置 特許資産規模ランキング2025 上位10社】
| 順位 | 企業名 | 特許資産規模 (pt) |
登録件数 |
|---|---|---|---|
| 東京エレクトロン | 22,256.5 | 814 | |
| APPLIED MATERIALS(米) | 18,413.5 | 586 | |
| SCREENホールディングス | 7,836.9 | 329 | |
| ディスコ | 6,603.7 | 481 | |
| LAM RESEARCH(米) | 5,205.2 | 170 | |
| KLA(米) | 5,172.1 | 108 | |
| 東京精密 | 4,049.8 | 156 | |
| ASML NETHERLANDS(蘭) | 3,798.5 | 111 | |
| SEMES(韓) | 3,387.2 | 89 | |
| ボンドテック | 2,732.5 | 8 |
1位 東京エレクトロンの注目度の高い特許には「異常の発生からプラズマ処理空間への電力の供給を停止するまでの時間を短縮するためのプラズマ処理装置」や「第2のウェハの表面に形成されたデバイス層を第1のウェハに適切に転写することができる重合基板用の基板処理方法」に関する技術が挙げられます。
2位 APPLIED MATERIALSは「熱処理チャンバ内の有機化合物を管理する装置」や「薄いマスク層を有し、選択的堆積に適した低アスペクト比のマスク開口部を備える堆積マスクの製造方法」に関する技術などが注目度の高い特許として挙げられます。
3位 SCREENホールディングスの注目度の高い特許には「製品基板の搬送への影響を軽減しながら、ダミー基板を用いた処理を行える装置」や「搬送方向に搬送される印刷媒体に互いに異なる複数のインクを吐出して高品質な画像を低コストで印刷する印刷装置」などに関する技術が挙げられます。
4位のディスコは「加工精度に優れ、基台との高い接着力が得られるバイト工具」が、5位のLAM RESEARCHは「誘導結合プラズマを用いて、プラズマの安定制御と効率的なマッチングを実現した基板処理システム」が、注目度の高い特許として挙げられます。
【ランキングの集計について】
特許資産の規模とは、企業が保有する特許(特許庁から特許登録が認められ、失効や権利放棄されていないもの)を「特許資産」としてとらえ、その総合力を判断するための指標です。特許1件ごとに注目度に基づくスコアを算出した上で、それに特許失効までの残存期間を掛け合わせ、企業ごとに合計得点を集計しています。注目度の算出には、特許の出願後の審査プロセスなどを記録化した経過情報などを用いています。
経過情報には、出願人による権利化への意欲や、特許庁審査官による審査結果、競合他社によるけん制行為などのアクションが記録されており、これらのデータを指数化することで、出願人、審査官、競合他社の3者が、個々の特許にどれくらい注目しているかを客観的に評価することができます。
※本ランキングでは、権利移転を反映した集計を行っています。2025年6月末時点で権利を保有している企業の名義でランキングしているため、出願時と企業名が異なる特許が含まれる可能性があります。
※業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。
ランキングデータの販売
特許資産規模ランキングデータを、以下の通り販売しています。
※ランキングデータには個別特許の評価データは含まれません。
【半導体製造装置】特許資産規模ランキング
・半導体製造装置 特許資産規模ランキング(全期間トップ50と2024年度のトップ30)
・半導体製造装置 登録特許件数ランキング(全期間トップ50と2024年度のトップ30)
・全業種 特許資産規模ランキング(全期間と2024年度のトップ100)
・全業種 登録特許件数ランキング(全期間と2024年度のトップ100)
【納品形態】
上記データを収録したエクセルファイルをメールで御納品。
データ一式を収録したCD-Rでの御納品をご希望の場合にはご相談ください。
【価格】
50,000円(税抜)
個別特許の評価データ
個別特許の評価データを別途ご希望の場合は、お問い合わせください。
件数に応じて下表の単価が適用となります。
| 件数 | 単価(税抜) |
|---|---|
| 1,000円/件 | |
| 600円/件 | |
| 500円/件 | |
| 300円/件 | |
| お問い合わせください |
※業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。
※算出方法について:
特許資産の規模とは、各出願人が保有する特許(特許庁に登録され、失効や権利放棄されていない特許)を「特許資産」としてとらえ、その総合力を判断するための指標です。特許1件ごとに注目度に基づくスコアを算出した上で、それに特許失効までの残存期間を掛け合わせ、出願人ごとに合計得点を集計しています。注目度の算出には、特許の出願後の審査プロセスなどを記録化した経過情報などを用いています。
経過情報には、出願人による権利化への意欲や、特許庁審査官による他社特許拒絶への引用、競合他社によるけん制行為などのアクションが記録されており、これらのデータを指数化することで、出願人、審査官、競合他社の3者が、個々の特許にどれくらい注目しているかを客観的に評価することができます。
