弊社はこのほど、化学業界における他社牽制力ランキングをまとめました。これは、特許庁の審査官が拒絶査定を下した特許の拒絶理由通知に引用された公報について調査したもので、企業ごとに拒絶した他社特許の件数を集計しました。
拒絶理由通知は、ある特許が出願された際に、既に出願されている特許が存在するために新規性や進歩性などの特許要件が認められない場合に、審査官から出願人に対して通知されるものです。拒絶理由通知に引用されるということは、「審査官から先行技術として認知されている」ことを意味しています。
今回のランキングでは、このうち拒絶査定が下された公報に限定して集計しており、各企業の特許が業界に与える影響度を知ることができます。
1位 富士フイルムの最も引用された特許は、「ネットワークを介して写真画像をプリントするサービス」に関する技術です。同特許が引用例となり、コニカミノルタやセイコーエプソンなどの特許46件が拒絶査定となりました。また2位 積水化学工業は「液晶ディスプレイに関する面状発光装置」など、3位 三菱化学は「電子写真感光体」などの技術が引用され、多くの企業の特許が拒絶査定となりました。
上位20社中で被引用率が最も高いのは、14位の資生堂です。最も引用された特許は、「育毛剤」に関する技術で、同特許が引用例となり、ポーラ化成工業やノエビアなど25件の特許が拒絶査定となりましたが、現在はすでに失効しています。
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