試料分注・試薬混入・測定・検出・解析など、生化学分析に必要なさまざまな操作を一括自動化した自動分析装置は、熟練技術なしに信頼性の高い分析結果を迅速に得られるため生物や化学の分野で現在広く利用されています。そこで弊社は、生化学において主要な分析対象の1つである微生物・酵母・核酸の自動分析装置に注目し、参入企業の競争力に関する調査を行いました。
1993年から2012年1月末までに日本の特許庁で公開された関連特許4,962件を対象に、個別特許スコアリング指標「パテントスコア」による評価を、現在、2006年末の2つの時点で実施し、各時点での競合状況を特許の質と量から総合的に見た「特許総合力ランキング(※)」を集計しました。
集計の結果、1位 富士フイルム、次いで2位 キヤノン、3位 島津製作所という結果となりました。
【生化学自動分析装置関連技術 特許総合力トップ5】
順位 | 企業名 | 総合力 (権利者スコア) |
開発規模 (出願件数) |
||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
現 在 | 2006年末 | 現 在 | 2006年末 | 現 在 | 2006年末 | ||
富士フイルム | 393.2 pt | 519.4 pt | 198 | 181 | |||
キヤノン | 388.7 pt | 328.9 pt | 199 | 128 | |||
島津製作所 | 290.5 pt | 52.7 pt | 103 | 45 | |||
東芝 | 287.3 pt | 112.2 pt | 62 | 38 | |||
日立製作所 | 202.6 pt | 384.6 pt | 93 | 84 | |||
1位富士フイルムの注目度の高い特許には、検出精度が高く且つ検出誤差の発現が少ない「DNA分析用マイクロアレイの製造方法」など、DNAを分析対象とした特許が多くみられます。
2位キヤノンの注目度の高い特許には、装置内部において最適な流路を使い分けて試薬や液体検体などの移動を確実に行う「生化学反応カートリッジ及びその使用方法」などが挙げられます。
3位島津製作所は、リザーバーの容量を増加し且つサンプル間の汚染の可能性を低減する「電気泳動部材用リザーバ部材及び電気泳動部材」などが注目度の高い特許として挙げられます。また直近5年間では反応容器に関する出願により特許総合力(権利者スコア)が33位⇒2位と大躍進を見せています。
6位以下では、SAMSUNG ELECTRONICS、住友ベークライト、凸版印刷、パナソニック、日立ソリューション、三菱レイヨン等の企業が上位にランクされています。
本分析の詳細については、特許・技術調査レポート「生化学自動分析装置関連技術」にてご覧いただけます。
参入企業の技術力と成長性を弊社アナリストが分かりやすく解説したレポートです。
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(注)レポートは弊社データベースにおける最新の収録範囲に基づき作成いたします。
そのため、ご発注のタイミングによっては上記ランキングと順位、値が異なる可能性があります。
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冊子1冊。CD-ROMにレポートのPDF、分析に使った特許公報リストCSVを収録。
パテントスコアを用いた総合力評価や出願件数などに基づく各種ランキングデータのご提供です。
【収録データ】 ・特許総合力ランキング_上位30社リスト ・有効特許件数ランキング_上位30社リスト ・開発規模(出願件数)ランキング_上位30社リスト ・競合状況分析マップ (権利者スコアマップ) ・母集団の公報リスト |
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