1. 
2. 
3. 
4. 
5. 
6. 

【車両の前方衝突防止】特許総合力トップ3は日産、ホンダ、トヨタ 直近5年間では富士重工が躍進

　弊社はこのほど、車両の前方衝突防止技術について、参入企業の競争力に関する調査を行いました。 近年、前方の障害物を検知し、自動的にブレーキ制御を行う衝突回避システムの需要が高まっていますが、本調査ではこのほかに、運転者に対して接触の可能性を知らせる警告システムや、渋滞時の車間距離を保つための運転支援技術など、前方衝突防止に関する技術全般が含まれます。

　1993年から2012年2月末までに日本の特許庁で公開された関連特許4,166件を対象に、個別特許スコアリング指標「パテントスコア」による評価を、最新の2012年2月末および2006年末の2つの時点で実施し、各時点での競合状況を特許の質と量から総合的に見た「特許総合力ランキング（※）」を集計しました。

　集計の結果、1位 日産自動車、2位 本田技研工業、3位 トヨタ自動車となりました。

　また、直近5年間の特許総合力ランキングの変化では、富士重工業が8位 → 5位と、順位を上げる結果となりました。現在の有効特許1件当たりの注目度（総合力を有効特許件数で除した数値）で見ると、同社は本田技研工業に次ぐ、第2位と個別特許の注目度の高さが窺えます。

　　　【車両の前方衝突防止技術　特許総合力トップ5】

順位		企業名		総合力 （権利者スコア）		有効特許件数		開発規模 （出願件数）
現 在	2006年末			現 在	2006年末	現 在	2006年末	現 在	2006年末
1	1	日産自動車		1411.3 pt	1502.1 pt	328	381	609	475
2	2	本田技研工業		1390.8 pt	1110.7 pt	286	205	396	233
3	4	トヨタ自動車		1222.0 pt	606.7 pt	410	174	670	230
4	3	デンソー		995.1 pt	772.0 pt	215	155	338	178
5	8	富士重工業		554.2 pt	304.8 pt	118	68	144	80

　1位となった日産自動車の注目度の高い特許には、車両の車線逸脱時に自車両の駆動力を制限し、車線逸脱回避制御を優先させることで、左右輪の制動力差による車線逸脱回避制御における制動力と自車両の駆動力との干渉を防止する「車線逸脱防止装置」などが挙げられます。

　2位の本田技研工業は車両の安全装置において、状況に適した減速度で制動装置を作動することで、運転者の意図や感覚に適合させつつ接触を回避する「車両走行安全装置」などが、3位のトヨタ自動車は衝突する可能性のある障害物の種類を特定し、乗員等の保護を適切に図ることを目的とした「車両の衝突対策システム」などが注目度の高い特許として挙げられます。

車両の前方衝突防止技術　競合状況の経時変化

　本分析の詳細については、特許・技術調査レポート「車両の前方衝突防止技術」にてご覧いただけます。

　

（※）総合力の評価では、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を機関ごとに集計し、パテントスコアが50点以上のものを合算しています。50点以上のものだけを集計している理由は、パテントスコアが低くても特許件数が多いことによって総合力が上がってしまうことを防ぐためです。

参入企業の技術力と成長性を取りまとめたレポートです。

【価格】 ※個別企業分析の対象企業は、特許総合力上位企業または任意にご指定可能。

　

（注）レポートは弊社データベースにおける最新の収録範囲に基づき作成いたします。
そのため、ご発注のタイミングによっては上記ランキングと順位、値が異なる可能性があります。

【納品形態】
レポートのPDF、公報リストを収録したエクセルファイルをメールで御納品。
レポート冊子やデータ一式を収録したCD-Rでの御納品をご希望の場合にはご相談ください。

パテントスコアを用いた総合力評価や出願件数などに基づく各種ランキングデータのご提供です。

【収録データ】 　　・特許総合力ランキング_上位30社リスト 　　・有効特許件数ランキング_上位30社リスト 　　・開発規模（出願件数）ランキング_上位30社リスト 　　・競合状況分析マップ (権利者スコアマップ) 　　・母集団の公報リスト

サンプルデータはこちら

　

【納品形態】
上記データを収録したエクセルファイルをメールで御納品。
データ一式を収録したCD-Rでの御納品をご希望の場合にはご相談ください。

【価格】
50,000円（税抜）

◆関連ニュース

• 【中国：EV 関連技術】特許総合力トップ3はBYD、AULTON、BAIC
• 【米国：LIDAR】特許総合力トップ3はWAYMO（米）、MICROSOFT（米）、SAMSUNG（韓）
• 【LIDAR】特許総合力トップ3は三菱電機、パイオニア、デンソー
• 【中国：LIDAR】特許総合力トップ3はHESAI TECHNOLOGY（中）、BOSCH（独）、GM（米）
• 【車載用レーダー】特許総合力トップ3はデンソー、富士通テン、三菱電機
• 【車両用周辺監視】特許総合力トップ3はアイシン精機、パナソニック、デンソー 直近6年間ではアイシン精機、デンソーが躍進

簡易レポートお問い合わせフォーム

※は必須項目です

お申込み内容※	資料請求 詳細説明、事例紹介希望 見積もり希望 セミナー参加希望（下のテキスト欄にセミナーの日をご記入ください。） 特許・技術調査レポート購入希望 ご購入の際は以下にご住所、お電話番号、購入希望の商品名、数量などを明記ください。 その他
お名前※	姓 名
所属組織	法人企業 大学・研究機関 金融機関 その他
会社名※
郵便番号
住所
部署/役職
メールアドレス※
電話番号	- -
詳細・その他



• 【LIDAR（ライダー）関連技術】グローバルスコア 特許総合力トップ3はWAYMO、ソニーセミコンダクタ、BOSCH
• 【全業種】特許資産規模ランキング2023　トップ3は三菱電機、パナソニックHD、キヤノン
• 【自動車部品】特許資産規模ランキング2023　トップ3はデンソー、日立Astemo、住友電装
• 【自動車メーカー】特許資産規模ランキング2023　トップ3はトヨタ、ホンダ、日産
• 【中国：EV 関連技術】特許総合力トップ3はBYD、AULTON、BAIC
• 【米国：LIDAR】特許総合力トップ3はWAYMO（米）、MICROSOFT（米）、SAMSUNG（韓）
• 【LIDAR】特許総合力トップ3は三菱電機、パイオニア、デンソー
• 【自動車部品】他社牽制力ランキング2022　トップ3はデンソー、アイシン、日立ＡＳＴＥＭＯ
• 【自動車メーカー】他社牽制力ランキング2022　トップ3はトヨタ、ホンダ、日産
• 【中国：LIDAR】特許総合力トップ3はHESAI TECHNOLOGY（中）、BOSCH（独）、GM（米）
• 【全業種】特許資産規模ランキング　トップ3は三菱電機、パナソニックHD、キヤノン
• 日本経済新聞（2022年10月31日付）朝刊3面「日産のEV特許、ルノーの6倍」に弊社提供のデータが掲載されました。
• 【自動車部品】特許資産規模ランキング　トップ3はデンソー、日立Astemo、住友電装
• 【自動車メーカー】特許資産規模ランキング　トップ3はトヨタ、ホンダ、日産
• 【GX技術：アンモニアの燃焼による利用】特許総合力トップ3はトヨタ、IHI、豊田自動織機
• 日本経済新聞（2022年7月7日付）朝刊1面「トヨタ、全固体電池の特許数首位　早期実用化が課題」に弊社提供のデータが掲載されました。
• 【自動車部品】他社牽制力ランキング2021　トップ3はデンソー、アイシン、日立Astemo
• 【自動車メーカー】他社牽制力ランキング2021　トップ3はトヨタ、ホンダ、日産
• 【電動パワーステアリング】特許総合力トップ3は日本精工、日立Astemo、ジェイテクト
• 【過給機】特許総合力トップ3はIHI、トヨタ、三菱重工エンジン＆ターボチャージャ
• 【車両用外部照明】特許総合力トップ3は小糸製作所、三菱電機、スタンレー電気
• 【船体構造】特許総合力トップ3は三菱造船、三井E&S造船、大宇造船海洋（韓）
• 【自動車部品】他社牽制力ランキング2020　トップ3はデンソー、アイシン、日立Astemo
• 【自動車メーカー】他社牽制力ランキング2020　トップ3はトヨタ、日産、ホンダ
• 日本経済新聞（2021年5月17日付）朝刊1面「トヨタ、IT系を逆転」に弊社提供のデータが掲載されました。
• 日本経済新聞（2021年5月27日付）朝刊1面「脱炭素、技術大競争に」に弊社提供のデータが掲載されました。
• 【駐車支援】特許総合力トップ3はアイシン、日産、トヨタ
• 【自動車部品】特許資産規模ランキング2020 トップ3はデンソー、日立オートモティブ、住友電装
• 【自動車メーカー】特許資産規模ランキング　トップ3はトヨタ、ホンダ、マツダ
• 【キャニスター】特許総合力トップ3は愛三工業、トヨタ、ホンダ