弊社はこのほど、米国特許商標庁に出願されたデプスセンサ関連技術について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用い、参入企業に関する調査結果をまとめ、レポートの販売を開始しました。
MICROSOFTが2010年に発売したXbox360向けゲームデバイス「Kinect(キネクト)」の登場により、3次元計測技術の1つであるデプスセンサが産業用途から民生用途へと広がりを見せています。そこで、弊社は2014年4月末までに米国特許商標庁で公開されたデプスセンサ関連技術の特許を集計し、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースに、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました。
その結果、「総合力ランキング(注1)」では、1位 MICROSOFT、2位 ソニー、3位 APPLEとなりました(表1、図1)。
【デプスセンサ関連技術 特許総合力トップ5】(表1)
順位 | 企業名 | 総合力 (権利者スコア) |
有効 特許件数 |
個別力 (最高スコア) |
---|---|---|---|---|
MICROSOFT CORP | 3380 | 602 | 79.2 | |
SONY | 737 | 187 | 76.5 | |
APPLE | 608 | 113 | 69.9 | |
SRI INTERNATIONAL | 607 | 30 | 83.6 | |
QUALCOMM INC | 436 | 67 | 72.1 | |
1位 MICROSOFTは、2位以下を大きく引き離しています。2010年末にジェスチャー認識技術を開発するCanesta社を買収するなど、本分野における競争力の強化を図るとともに、特許出願件数でも他社を圧倒しています。「コントローラを使うことなく、ジェスチャーで操作できるゲーム機」に関する出願が多く見られます。
2位 ソニーもMICROSOFTと同様に、ジェスチャーを用いたゲーム機に関する出願が大半を占めています。ソニーの特許に先行技術として最も多く引用されているのがMICROSOFTの特許であり、MICROSOFTも同様にソニーの特許を最も多く引用しています。このことから両社は特許出願においても競合していることが伺えます。ソニーの注目度の高い特許には、「Method and system for applying gearing effects to multi-channel mixed input(特許7391409)」などが挙げられます。
3位 APPLEはモーションセンサーの開発を手がけるPrimeSense(イスラエル)を買収するなど、MICROSOFTと同様に他社技術の調達により競争力の強化を図っています。主にジェスチャーをとらえるためのユーザーインターフェイスに関する技術に強みが見られます。
本分析の詳細については、特許・技術調査レポートの「【米国】デプスセンサ関連技術」に掲載しています。
参入企業の技術力と成長性を取りまとめたレポートです。
【価格】 ※個別企業分析の対象企業は、特許総合力上位企業または任意にご指定可能。 |
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(注)レポートは弊社データベースにおける最新の収録範囲に基づき作成いたします。
そのため、ご発注のタイミングによっては上記ランキングと順位、値が異なる可能性があります。
【納品形態】
レポートのPDF、公報リストを収録したエクセルファイルをメールで御納品。
レポート冊子やデータ一式を収録したCD-Rでの御納品をご希望の場合にはご相談ください。
パテントスコアを用いた総合力評価や出願件数などに基づく各種ランキングデータのご提供です。
【収録データ】 ・特許総合力ランキング_上位30社リスト ・有効特許件数ランキング_上位30社リスト ・開発規模(出願件数)ランキング_上位30社リスト ・競合状況分析マップ (権利者スコアマップ) ・母集団の公報リスト |
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