弊社はこのほど、2016年10月末までに日本の特許庁に出願されたリチウムチタン酸(LTO)を中心とする「リチウムイオン二次電池用酸化物負極関連技術」について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用い、参入企業に関する調査結果をまとめ、レポートの販売を開始しました。 本レポートは、2010年8月4日にリリースした内容に、新たに出願・公開されたデータを加え再調査した結果となります。
その結果、「総合力ランキング(※1)」では、1位東芝、2位LG CHEM、3位石原産業となりました。
【リチウムイオン二次電池酸化物系負極関連技術 特許総合力トップ5】(表1)
順位 | 2010年 順位 |
企業名 | 総合力 (権利者スコア) |
有効特許件数 | 個別力 (最高スコア) |
---|---|---|---|---|---|
東芝 | 874.9 | 123 | 81.7 | ||
LG CHEM | 231.3 | 33 | 71.4 | ||
石原産業 | 131.6 | 22 | 67.1 | ||
SAMSUNG SDI | 108.7 | 35 | 64.1 | ||
日本ケミコン | 93.2 | 16 | 65.2 |
2010年の調査時と同じく1位の東芝は2位以下との総合力の差を大きく広げています。同社の注目度の高い特許としては、炭酸リチウムまたは水酸化リチウムからなるリチウム化合物を含むLTO負極が挙げられます。
総合力2位以下の企業については、2010年時点において5位以内に入っていなかったLG CHEM、石原産業、日本ケミコンが新たにランクインしました。LG CHEMは炭素材料を含んだLTOにおける炭素材料の平均粒子径に関する特許が、石原産業はX線回折におけるピーク強度に関する特許がそれぞれ高い注目度となっています。SAMSUNG SDIの注目度の高い特許はLTOではなくリチウムバナジウム酸化物に関する技術となっています。日本ケミコンはLTOとカーボンの複合材料に関する特許が高い注目度なっており、また同社の特許はその多くが東京農工大発ベンチャーであるケー・アンド・ダブルとの共同出願となっています。
2010年にリリースした内容は「こちら」からご確認ください。
本分析の詳細については、特許・技術調査レポートの「リチウムイオン二次電池 酸化物系負極」に掲載しています。
参入企業の技術力と成長性を取りまとめたレポートです。
【価格】 ※個別企業分析の対象企業は、特許総合力上位企業または任意にご指定可能。 |
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(注)レポートは弊社データベースにおける最新の収録範囲に基づき作成いたします。
そのため、ご発注のタイミングによっては上記ランキングと順位、値が異なる可能性があります。
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パテントスコアを用いた総合力評価や出願件数などに基づく各種ランキングデータのご提供です。
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