弊社はこのほど、2019年1月末までに日本の特許庁で公開された「ヘッドアップディスプレイ関連技術」について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用い、参入企業に関する調査結果をまとめ、レポートの販売を開始しました。本レポートは、2014年2月27日にリリースした内容に、新たに出願・公開されたデータを加えて再調査した結果となります。
その結果、「総合力ランキング(注1)」では、1位 パイオニア、2位 デンソー、3位 日本精機となりました(表1、図1)。
【ヘッドアップディスプレイ関連技術 特許総合力トップ5】(表1)
順位 | 企業名 | 総合力(権利者スコア) | 有効特許件数 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
現 在 | 2014 | 現 在 | 2014 | 現 在 | 2014 | ||
パイオニア | 957.6 | 524.3 | 124 | 27 | |||
デンソー | 854.5 | 433.4 | 319 | 142 | |||
日本精機 | 658.2 | 140.8 | 353 | 107 | |||
パナソニック(注2) | 630.2 | 107.2 | 140 | 11 | |||
矢崎総業 | 530.8 | 150.5 | 188 | 83 | |||
1位 パイオニアの注目度の高い特許には、運転の妨げにならないよう経路案内や車両の情報を表示する「表示装置」や、マイクロレンズアレイを用いた「ヘッドアップディスプレイの製造方法」などが挙げられます。
2位 デンソーの注目度の高い特許には、車外の死角領域にある障害物などを運転手の視線上近傍のウインドシールドに表示する「車両用運転支援システム」や、運転手が障害物や交差点等までの距離感を掴みやすくした「表示装置」などが挙げられます。
3位 日本精機の注目度の高い特許には、周囲の明るさに応じて手動のみならず発光輝度を自動的に調整する「車両用表示装置」や、表示画像のブレを抑制した「ヘッドアップディスプレイ装置」などが挙げられます。
4位 パナソニックは、運転手の前方視界を遮らないよう、「状況に応じて表示制御する技術」などが、5位矢崎総業は、「運転状況に応じて位置を調整し、感覚的で分かりやすく表示する技術」などが挙げられます。
6位以下では、JVCケンウッド、積水化学工業、富士フイルム、三菱電機、リコーなどの企業が上位にランクインされています。
図2は、総合力上位5社の2014年2月から2019年2月にかけての特許総合力に関する経時変化を示します。総合力上位5社は、同期間において権利者スコア(総合力)をそれぞれ大きく伸ばしています。
本分析の詳細については、特許・技術調査レポート「ヘッドアップディスプレイ関連技術」にてご覧いただけます。
参入企業の技術力と成長性を取りまとめたレポートです。
【価格】 ※個別企業分析の対象企業は、特許総合力上位企業または任意にご指定可能。 |
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(注)レポートは弊社データベースにおける最新の収録範囲に基づき作成いたします。
そのため、ご発注のタイミングによっては上記ランキングと順位、値が異なる可能性があります。
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パテントスコアを用いた総合力評価や出願件数などに基づく各種ランキングデータのご提供です。
【収録データ】 ・特許総合力ランキング_上位30社リスト ・有効特許件数ランキング_上位30社リスト ・開発規模(出願件数)ランキング_上位30社リスト ・競合状況分析マップ (権利者スコアマップ) ・母集団の公報リスト |
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