弊社はこのほど、2021年3月25日までに日本の特許庁で公開された「駐車支援関連技術」について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用い、参入企業に関する調査結果をまとめ、レポートの販売を開始しました。
近年、駐車場内での衝突事故防止や、ボタン一つで自動駐車できる技術など、駐車時におけるドライバーの負担を軽減する駐車支援技術の開発が進められています。今調査では日本の特許庁で公開されている「駐車支援」関連技術全般について、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースに、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました。
集計の結果、「総合力ランキング(※1)」は1位 アイシン、2位 日産自動車、3位 トヨタ自動車となりました(表1、図1)。
【駐車支援関連技術 特許総合力トップ5】(表1)
順位 | 企業名 | 総合力 (権利者スコア) |
有効特許件数 | 個別力 (最高スコア) |
---|---|---|---|---|
アイシン | 1127.1 | 264 | 79.3 | |
日産自動車 | 1090.5 | 224 | 78.1 | |
トヨタ自動車 | 905.3 | 283 | 72.5 | |
三菱電機 | 580.5 | 90 | 73.0 | |
デンソー | 535.9 | 187 | 73.5 |
1位 アイシンの注目度の高い特許には、「後退駐車を支援する際に、後退開始位置まで簡単な構成で車両を誘導する駐車支援装置」や「運転者が障害物と自車両との相対的位置関係の把握を容易にできる駐車補助装置」などが挙げられます。
2位 日産自動車の注目度の高い特許には、「運転者が操舵すべき内容を容易に把握することが可能となる駐車支援装置」や「運転に不慣れなドライバーでも駐車を簡便に行える駐車支援装置」などが挙げられます。
3位 トヨタ自動車の注目度の高い特許には、「シフトレンジが自動で制御される自動駐車において、運転者の想定とは異なるシフトレンジでの車両の発進を回避することができる自動駐車装置」や「目標駐車枠を簡易かつ迅速に移動または回転させることにより目標駐車位置を設定し、その設定された位置まで車両を誘導する駐車支援装置」などが挙げられます。
そのほか、4位 三菱電機は「車両に搭載された距離センサにより測定した距離情報を用いて、駐車形態を判定する駐車形態判定装置」などが、5位 デンソーは「駐車のやり直しの防止を図ることのできる駐車支援システム」などが注目度の高い特許として挙げられます。
6位以下にはROBERT BOSCH、パナソニック、日立ASTEMOなどの企業がランクインしています。
本分析の詳細については、特許・技術調査レポート「駐車支援関連技術」にてご覧いただけます。
参入企業の技術力と成長性を取りまとめたレポートです。
【価格】 ※個別企業分析の対象企業は、特許総合力上位企業または任意にご指定可能。 |
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(注)レポートは弊社データベースにおける最新の収録範囲に基づき作成いたします。
そのため、ご注文のタイミングによっては上記ランキングと順位、値が異なる可能性があります。
【納品形態】
レポートのPDF、公報リストを収録したエクセルファイルをメールで御納品。
レポート冊子やデータ一式を収録したCD-Rでの御納品をご希望の場合にはご相談ください。
パテントスコアを用いた総合力評価や出願件数などに基づく各種ランキングデータのご提供です。
【収録データ】 ・特許総合力ランキング_上位30社リスト ・有効特許件数ランキング_上位30社リスト ・開発規模(出願件数)ランキング_上位30社リスト ・競合状況分析マップ (権利者スコアマップ) ・母集団の公報リスト |
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