弊社はこのほど、2021年8月19日までに日本の特許庁で公開された「殺虫剤関連技術」について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用い、参入企業に関する調査結果をまとめ、レポートの販売を開始しました。
殺虫剤は、一般家庭などにおいて発生する害虫(ゴキブリ、蚊、ハエ、ダニ、シロアリ、ヤスデなど)を駆除する際に、広く使用されています。本ランキングでは、日本の特許庁で公開されている殺虫剤関連技術全般について、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースに、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました。
集計の結果、「総合力ランキング(※1)」では、1位 金鳥(大日本除蟲菊)、2位 アース製薬、3位 住友化学となりました(表1、図1)。
【殺虫剤関連技術 特許総合力トップ5】(表1)
順位 | 企業名 | 総合力 (権利者スコア) |
有効特許件数 | 個別力 (最高スコア) |
---|---|---|---|---|
金鳥 | 1,272.1 | 229 | 85.9 | |
アース製薬 | 879.6 | 156 | 91.6 | |
住友化学 | 625.5 | 207 | 73.3 | |
フマキラー | 517.1 | 146 | 77.6 | |
大阪ガスケミカル | 323.6 | 32 | 86.0 |
1位 金鳥は、「壁への薬剤付着効率の向上により、12時間以上にわたり蚊類などへの防除効果が持続可能である害虫防除用エアゾール」や、「防除成分及び有機溶剤を含有するエアゾール原液、並びに噴射剤を定量的に噴射処理する害虫、ダニ防除用エアゾール」に関する技術などが、注目度の高い特許として挙げられます。
2位 アース製薬の注目度の高い特許には「衛生害虫、衣類害虫の卵に対して優れた殺卵効果を有する殺卵剤」や、「害虫の防除のために充分な冷却効果をもつエアゾール」に関する技術などが挙げられます。
3位 住友化学の注目度の高い特許には「有害生物に対して優れた防除効力を有するテトラゾリノン化合物」や「非イオン性界面活性剤を用いることにより殺虫効果を向上させた水性エアゾール組成物」に関する技術などが挙げられます。
そのほか、4位 フマキラーは「ハチやアブ等の害虫に対し、殺虫効果を素早く発揮する殺虫エアゾール製品」など、5位 大阪ガスケミカルは「特定外来生物に指定されるアルゼンチンアリなどを防除する防除剤」などの技術が、注目度の高い特許として挙げられます。
6位以下には小林製薬や日本曹達、三井化学アグロ、BAYER CROPSCIENCE(独)、FMC(米)などの企業がランクインしています。
本分析の詳細については、特許・技術調査レポート「殺虫剤関連技術」にてご覧いただけます。
参入企業の技術力と成長性を取りまとめたレポートです。
【価格】 ※個別企業分析の対象企業は、特許総合力上位企業または任意にご指定可能。 |
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(注)レポートは弊社データベースにおける最新の収録範囲に基づき作成いたします。
そのため、ご注文のタイミングによっては上記ランキングと順位、値が異なる可能性があります。
【納品形態】
レポートのPDF、公報リストを収録したエクセルファイルをメールで御納品。
レポート冊子やデータ一式を収録したCD-Rでの御納品をご希望の場合にはご相談ください。
パテントスコアを用いた総合力評価や出願件数などに基づく各種ランキングデータのご提供です。
【収録データ】 ・特許総合力ランキング_上位30社リスト ・有効特許件数ランキング_上位30社リスト ・開発規模(出願件数)ランキング_上位30社リスト ・競合状況分析マップ (権利者スコアマップ) ・母集団の公報リスト |
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