弊社はこのほど、2021年10月28日までに日本の特許庁で公開された「機械式駐車設備関連技術」について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用い、参入企業に関する調査結果をまとめ、レポートの販売を開始しました。
パレットや昇降機などを備えた機械式駐車設備は乗り物を立体的に収容し、限られた広さの土地においても最大限に駐車スペースを確保することができます。本ランキングでは、日本の特許庁で公開されている機械式駐車設備関連技術全般について、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースに、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました。
集計の結果、「総合力ランキング(※1)」では、1位 新明和工業、2位 三菱重工機械システム、3位 IHI運搬機械となりました(表1、図1)。
【機械式駐車設備関連技術 特許総合力トップ5】(表1)
順位 | 企業名 | 総合力 (権利者スコア) |
有効特許件数 | 個別力 (最高スコア) |
---|---|---|---|---|
新明和工業 | 1,057.8 | 239 | 75.3 | |
三菱重工機械システム | 1,053.3 | 157 | 84.1 | |
IHI運搬機械 | 636.7 | 306 | 74.3 | |
住友重機械工業 | 250.6 | 53 | 70.5 | |
日精 | 212.1 | 155 | 70.2 |
1位 新明和工業は、「認証装置の照合により、入出庫部の安全確認や扉の閉鎖操作を利用者が適切に行うことができる機械式駐車設備」や「操作前に立体駐車設備内が無人であることを確認するシステム」に関する技術などが、注目度の高い特許として挙げられます。
2位 三菱重工機械システムの注目度の高い特許には「車庫装置内に人が取り残された状態で入出庫扉が閉じられてしまうことを防止する機械式立体駐車場」や「機械式駐車装置の運転状態を利用者が容易に把握できる画像表示方法」に関する技術などが挙げられます。
3位 IHI運搬機械の注目度の高い特許には「駐車装置における作動状態の監視や機器の管理を遠隔で行うことができる遠隔保守システム」や「簡易な構成で車両の給電に適した駐車装置」に関する技術などが挙げられます。
そのほか、4位 住友重機械工業は「電気自動車の充電に対応し、ガソリン車等一般車両の入出庫に対して支障を生じさせない機械式駐車装置」など、5位 日精は「効率的な循環により、短時間での車両移動や消費電力の低減に寄与する多層箱形循環式駐車装置」などの技術が、注目度の高い特許として挙げられます。
6位以下にはJFEエンジニアリングや日本発条、富士変速機、本田技研工業などの企業がランクインしています。
本分析の詳細については、特許・技術調査レポート「機械式駐車設備関連技術」にてご覧いただけます。
参入企業の技術力と成長性を取りまとめたレポートです。
【価格】 ※個別企業分析の対象企業は、特許総合力上位企業または任意にご指定可能。 |
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(注)レポートは弊社データベースにおける最新の収録範囲に基づき作成いたします。
そのため、ご注文のタイミングによっては上記ランキングと順位、値が異なる可能性があります。
【納品形態】
レポートのPDF、公報リストを収録したエクセルファイルをメールで御納品。
レポート冊子やデータ一式を収録したCD-Rでの御納品をご希望の場合にはご相談ください。
パテントスコアを用いた総合力評価や出願件数などに基づく各種ランキングデータのご提供です。
【収録データ】 ・特許総合力ランキング_上位30社リスト ・有効特許件数ランキング_上位30社リスト ・開発規模(出願件数)ランキング_上位30社リスト ・競合状況分析マップ (権利者スコアマップ) ・母集団の公報リスト |
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