弊社はこのほど、2021年12月9日までに日本の特許庁で公開された「車両用ガラスアンテナ関連技術」について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用い、参入企業に関する調査結果をまとめ、レポートの販売を開始しました。
車両用のガラスアンテナは、従来からある棒状のアンテナと比較し、突起部がないことから車体のデザイン性向上に寄与しており、近年ではいわゆるコネクテッドカーの普及に向け、ますます重要になっていくことが予想されます。本ランキングでは、日本の特許庁で公開されている車両用ガラスアンテナ関連技術全般について、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースに、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました。
集計の結果、「総合力ランキング(※1)」では、1位 AGC、2位 日本板硝子、3位 SAINT-GOBAIN GLASS FRNCEとなりました(表1、図1)。
【車両用ガラスアンテナ関連技術 特許総合力トップ5】(表1)
順位 | 企業名 | 総合力 (権利者スコア) |
有効特許件数 | 個別力 (最高スコア) |
---|---|---|---|---|
AGC | 586.0 | 124 | 70.8 | |
日本板硝子 | 352.5 | 61 | 75.3 | |
SAINT-GOBAIN GLASS FRNCE | 222.2 | 28 | 81.1 | |
セントラル硝子 | 201.3 | 43 | 71.2 | |
デンソーテン | 73.8 | 19 | 65.9 |
1位 AGCは、「鉛フリーはんだを用いた際にはんだ接合強度を維持するガラス製造方法」や「チョークコイル無しで低・高周波帯に対応可能な受信特性を得ることができ、かつ高周波帯の指向性を丸型に近づけることができるガラスアンテナ」に関する技術などが、注目度の高い特許として挙げられます。
2位 日本板硝子の注目度の高い特許には「応力緩和成分を組み入れた鉛フリーはんだを用いたガラスパネル」や「Agを添加したSn系鉛フリーはんだを用いて接合強度を向上させたガラス」に関する技術などが挙げられます。
3位 SAINT-GOBAIN GLASS FRNCEの注目度の高い特許には「導電体の永続的電気的接続を実現する接続装置」や「クロム含有鋼を含む接続素子を用いたガラス」に関する技術などが挙げられます。
そのほか、4位 セントラル硝子は「小面積ながら高いアンテナ感度を得られるガラスアンテナ」など、5位 デンソーテンは「メアンダ構造を有するアンテナパターンを持つアンテナ装置」などの技術が、注目度の高い特許として挙げられます。
6位以下にはトッパンインフォメディアやスミダコーポレーション、PITTSBURGH GLASS WORKSなどの企業がランクインしています。
本分析の詳細については、特許・技術調査レポート「車両用ガラスアンテナ関連技術」にてご覧いただけます。
参入企業の技術力と成長性を取りまとめたレポートです。
【価格】 ※個別企業分析の対象企業は、特許総合力上位企業または任意にご指定可能。 |
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(注)レポートは弊社データベースにおける最新の収録範囲に基づき作成いたします。
そのため、ご注文のタイミングによっては上記ランキングと順位、値が異なる可能性があります。
【納品形態】
レポートのPDF、公報リストを収録したエクセルファイルをメールで御納品。
レポート冊子やデータ一式を収録したCD-Rでの御納品をご希望の場合にはご相談ください。
パテントスコアを用いた総合力評価や出願件数などに基づく各種ランキングデータのご提供です。
【収録データ】 ・特許総合力ランキング_上位30社リスト ・有効特許件数ランキング_上位30社リスト ・開発規模(出願件数)ランキング_上位30社リスト ・競合状況分析マップ (権利者スコアマップ) ・母集団の公報リスト |
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