弊社はこのほど、2022年1月6日までに日本の特許庁で公開された「酸化チタン関連技術」について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用い、参入企業に関する調査結果をまとめ、レポートの販売を開始しました。
酸化チタンは、顔料・塗料、光触媒、化粧品、感光体等、様々な用途があります。本ランキングでは、日本の特許庁で公開されている酸化チタン関連技術全般について、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースに、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました。
集計の結果、「総合力ランキング(※1)」では、1位 堺化学工業、2位 住友大阪セメント、3位 石原産業となりました(表1、図1)。
【酸化チタン関連技術 特許総合力トップ5】(表1)
順位 | 企業名 | 総合力 (権利者スコア) |
有効特許件数 | 個別力 (最高スコア) |
---|---|---|---|---|
堺化学工業 | 184.2 | 30 | 69.3 | |
住友大阪セメント | 156.3 | 37 | 70.0 | |
石原産業 | 145.7 | 32 | 77.8 | |
昭和電工 | 139.2 | 12 | 73.5 | |
産業技術総合研究所 | 122.9 | 44 | 63.9 |
1位 堺化学工業は、「焼成処理剤にリチウム化合物を必須の構成成分として含ませ、混合工程にアンモニウム化合物を含まないようにする二酸化チタン粒子製造方法」や「水酸化チタンを含むセシウム吸着剤の製造方法」に関する技術などが、注目度の高い特許として挙げられます。
2位 住友大阪セメントの注目度の高い特許には「シリコーン化合物により表面修飾された金属酸化物粒子」や「略等間隔で放射状に延びかつ全体として星型となる6つの延在部からなることを特徴とする酸化チタン粒子」に関する技術などが挙げられます。
3位 石原産業の注目度の高い特許には「有機シラン化合物の重縮合物を被覆した酸化チタンゾル」や「X線回折パターン、強度を特徴とするチタン酸化合物」に関する技術などが挙げられます。
そのほか、4位 昭和電工は「気相法におけるガスの分量、反応温度、滞留時間を特徴とする酸化チタンの製造方法」など、5位 産業技術総合研究所は「被覆粒子が二酸化チタンとなる複合粒子の製造方法」などの技術が、注目度の高い特許として挙げられます。
6位以下には東芝やエム・テクニック、TRONOX(米)などの企業がランクインしています。
本分析の詳細については、特許・技術調査レポート「酸化チタン関連技術」にてご覧いただけます。
参入企業の技術力と成長性を取りまとめたレポートです。
【価格】 ※個別企業分析の対象企業は、特許総合力上位企業または任意にご指定可能。 |
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(注)レポートは弊社データベースにおける最新の収録範囲に基づき作成いたします。
そのため、ご注文のタイミングによっては上記ランキングと順位、値が異なる可能性があります。
【納品形態】
レポートのPDF、公報リストを収録したエクセルファイルをメールで御納品。
レポート冊子やデータ一式を収録したCD-Rでの御納品をご希望の場合にはご相談ください。
パテントスコアを用いた総合力評価や出願件数などに基づく各種ランキングデータのご提供です。
【収録データ】 ・特許総合力ランキング_上位30社リスト ・有効特許件数ランキング_上位30社リスト ・開発規模(出願件数)ランキング_上位30社リスト ・競合状況分析マップ (権利者スコアマップ) ・母集団の公報リスト |
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