弊社はこのほど、中国特許庁(中国国家知識産権局)において、2023年4月28日までに公開された「全固体電池」関連技術について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用いて参入企業に関する調査結果をまとめ、レポートの販売を開始しました。
電気自動車や蓄電用途としてリチウムイオン二次電池が注目されていますが、従来型は有機溶媒を電解質と用いているため、液漏れや発火といった安全性に問題を抱えています。そこで、次世代型として、電解質に固体を用いた全固体型リチウムイオン二次電池の開発が進められています。本調査では、中国における「全固体電池」技術について、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースに、中国特許の質と量から総合的に見た評価を行いました。
集計の結果「総合力ランキング(※1)」では、1位 トヨタ自動車、2位 パナソニックHD、3位 富士フイルムとなりました(表1、図1)。
【中国:全固体電池 関連技術 特許総合力トップ5】(表1)
順位 | 企業名 | 総合力 (権利者スコア) |
有効特許件数 | 個別力 (最高スコア) |
---|---|---|---|---|
トヨタ自動車 | 2,766.4 | 412 | 95.8 | |
パナソニックHD | 2,173.1 | 278 | 92.9 | |
富士フイルム | 917.8 | 82 | 83.4 | |
村田製作所 | 723.7 | 86 | 85.6 | |
LG ENERGY SOLUTION(韓) | 700.6 | 79 | 88.4 |
1位 トヨタ自動車の注目度の高い特許には、硫化物固体電解質材料などが挙げられます。
2位 パナソニックHDの注目度の高い特許には、ハロゲン化物を用いた固体電解質材料などが挙げられます。
3位 富士フイルムは、バインダーに特徴を有する固体電解質や全固体電池に適した正極材料などが注目度の高い特許として挙げられます。
4位 村田製作所は固体電池の積層構造などが、5位 LG ENERGY SOLUTIONはリチウムデンドライトの成長を抑制することができる固体電解質膜などが注目度の高い特許として挙げられます。
6位以下には出光興産や三井金属鉱業、TDKなどがランクインしています。中国企業については、総合力ではSVOLT ENERGY TECHNOLOGY(蜂巢能源科技)、有効特許件数ではZHEJIANG FUNLITHIUM NEW ENERGY TECHNOLOGY(浙江锋锂新能源科技、ZHEJIANG FENGLI NEW ENERGY TECHNOLOGYと表記される場合もあり)が上位となっています。
本分析の詳細については、特許・技術調査レポート『【中国】全固体電池関連技術』にてご覧いただけます。
参入企業の技術力と成長性を取りまとめたレポートです。
【価格】 ※個別企業分析の対象企業は、特許総合力上位企業または任意にご指定可能。 |
|
(注)レポートは弊社データベースにおける最新の収録範囲に基づき作成いたします。
そのため、ご注文のタイミングによっては上記ランキングと順位、値が異なる可能性があります。
【納品形態】
レポートのPDF、公報リストを収録したエクセルファイルをメールで御納品。
レポート冊子やデータ一式を収録したCD-Rでの御納品をご希望の場合にはご相談ください。
「日本特許」「米国特許」「欧州特許」のパテントスコアを用いた同様のレポートも承っております。
※実際の商品イメージ
特許・技術調査レポートはこちらを参照ください。
特許・技術調査レポート + 個別企業分析はこちらを参照ください。
(1)特許総合力ランキングデータ 価格:5万円(税別)
パテントスコアを用いた総合力評価や出願件数などに基づく各種ランキングデータです。
<サンプルはこちら>
(2)世界の出願動向 調査レポート 価格:10万円(税別)
世界全体の出願動向、主要国における参入企業の状況をまとめたレポートです。
<サンプルはこちら>
Menu | |
---|---|
Top | |
特許ランキング | |
Biz Cruncherとは? | |
受託特許分析 | |
分野・企業別レポート | |
無料知財セミナー | |
ニュース | |
コラム | |
商品一覧 | |
パテントスコア | |
企業の方へ | |
大学の方へ | |
金融機関の方へ |
特許分析のパテント・リザルト TEL:03-5802-6580
特許分析・経営分析関連のつぶやき &
特許分析・経営分析関連のFacebook
Copyright c Patent Result Co., Ltd.