弊社はこのほど、中国特許庁(中国国家知識産権局)において2000年以降に出願され、2023年4月28日までに公開された「水洗トイレの便器」関連技術について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用いて参入企業に関する調査結果をまとめ、レポートの販売を開始しました。
中国では、観光地などにおける公衆トイレの衛生環境を改善するため、2015年に「トイレ革命」が提唱されて以降、トイレの整備が急速に推し進められてきました。本調査では、水洗トイレの便器に関する技術について、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースに、中国特許の質と量から総合的に見た評価を行いました。
集計の結果「総合力ランキング(※1)」では、1位 TOTO、2位 KOHLER(米)、3位 LIXILとなりました(表1、図1)。
【中国:水洗トイレの便器 関連技術 特許総合力トップ5】(表1)
順位 | 企業名 | 総合力 (権利者スコア) |
有効特許件数 | 個別力 (最高スコア) |
---|---|---|---|---|
TOTO | 1,353.7 | 154 | 90.8 | |
KOHLER(米) | 357.3 | 40 | 89.3 | |
LIXIL | 299.1 | 27 | 79.8 | |
パナソニックHD | 188.1 | 25 | 87.4 | |
JOMOO KITCHEN & BATH (中) | 184.4 | 47 | 77.1 |
上位5社中に日本企業が3社ランクインしており、中国においても日本の主要メーカーが大きな存在感を示していることが伺えます。
1位 TOTOの注目度の高い特許には、「旋回流を形成して洗浄及び汚物の排出を行う水洗便器」や「洗浄水の旋回不足による洗浄不良を防ぎ、確実な便器洗浄を行うことができる便器」に関する技術などが挙げられます。
2位 KOHLERの注目度の高い特許には、ユーザーの健康データを分析するなど、センサー技術を活用した便器などに関する出願が見られます。
3位 LIXILの注目度の高い特許には、「泡を便鉢部内に供給可能な水洗式便器」や「便器洗浄に起因する見栄えの低下を防止しつつ、汚物排出性能を確保し易くできる便器」などが挙げられます。
4位 パナソニックHDの注目度の高い特許には、「気泡を水洗水に十分拡散して、トイレ水洗効果を向上する技術」や「吐水口のすぐ下流側の部分において、洗浄水がボウル径内側に流下しやすい水洗便器」などが挙げられます。
5位 JOMOO KITCHEN & BATHの注目度の高い特許には、「便器の洗浄方法」や「排水装置」に関する技術が見られます。
6位以下にはARROW HOME GROUPなどの中国企業のほか、スイス、米国企業などもランクインしています。
本分析の詳細については、特許・技術調査レポート『【中国】水洗トイレの便器関連技術』にてご覧いただけます。
参入企業の技術力と成長性を取りまとめたレポートです。
【価格】 ※個別企業分析の対象企業は、特許総合力上位企業または任意にご指定可能。 |
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(注)レポートは弊社データベースにおける最新の収録範囲に基づき作成いたします。
そのため、ご注文のタイミングによっては上記ランキングと順位、値が異なる可能性があります。
【納品形態】
レポートのPDF、公報リストを収録したエクセルファイルをメールで御納品。
レポート冊子やデータ一式を収録したCD-Rでの御納品をご希望の場合にはご相談ください。
「日本特許」「米国特許」「欧州特許」のパテントスコアを用いた同様のレポートも承っております。
※実際の商品イメージ
特許・技術調査レポートはこちらを参照ください。
特許・技術調査レポート + 個別企業分析はこちらを参照ください。
(1)特許総合力ランキングデータ 価格:5万円(税別)
パテントスコアを用いた総合力評価や出願件数などに基づく各種ランキングデータです。
<サンプルはこちら>
(2)世界の出願動向 調査レポート 価格:10万円(税別)
世界全体の出願動向、主要国における参入企業の状況をまとめたレポートです。
<サンプルはこちら>
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