弊社はこのほど、中国特許庁(中国国家知識産権局)において2000年以降に出願され、2023年6月1日までに公開された「二次電池の温度調整・制御」関連技術について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用いて参入企業に関する調査結果をまとめ、レポートの販売を開始しました。
リチウムイオン電池をはじめとする二次電池は、高温になると爆発の危険が生じ、低温になると出力や容量が低下します。そのため、リチウムイオン電池が正常に作動する温度範囲になるように調整・制御する必要があります。本調査では、中国における「二次電池の温度調整・制御」技術について、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースに、中国特許の質と量から総合的に見た評価を行いました。
集計の結果「総合力ランキング(※1)」では、1位 LG ENERGY SOLUTION(韓)、2位 BYD(中)、3位 FORD MOTOR(米)となりました(表1、図1)。
【中国:二次電池の温度調整・制御 関連技術 特許総合力トップ5】(表1)
順位 | 企業名 | 総合力 (権利者スコア) |
有効特許件数 | 個別力 (最高スコア) |
---|---|---|---|---|
LG ENERGY SOLUTION(韓) | 8,956.5 | 799 | 97.9 | |
BYD(中) | 2,901.5 | 377 | 93.8 | |
FORD MOTOR(米) | 2,429.9 | 290 | 90.0 | |
SAMSUNG SDI(韓) | 2,225.9 | 258 | 96.2 | |
ROBERT BOSCH(独) | 2,042.5 | 297 | 93.0 |
1位 LG ENERGY SOLUTIONは韓国LG化学より電池事業をスピンアウトして設立された会社です。同社は総合力だけでなく、有効特許件数でも他社を圧倒しています。同社の注目度の高い特許には、「ケースに熱伝導性材料を用いた電池モジュール」等が挙げられます。
2位 BYD(比亚迪)の注目度の高い特許には、「単一の温度ではなく周囲温度と電池温度により決まる温度で動作する加熱制御システム」等が挙げられます。
3位 FORDの注目度の高い特許には、「電池温度に基づいた充電・加熱制御技術」等が挙げられます。
6位以下には、トヨタ自動車、CONTEMPORARY AMPEREX TECHNOLOGY(宁德时代新能源科技)、GENERAL MOTORS、パナソニック等が挙げられます。電池メーカーだけでなく、自動車メーカーが上位に多く入っていることが特徴と言えます。
本分析の詳細については、特許・技術調査レポート『【中国】二次電池の温度調整・制御関連技術』にてご覧いただけます。
参入企業の技術力と成長性を取りまとめたレポートです。
【価格】 ※個別企業分析の対象企業は、特許総合力上位企業または任意にご指定可能。 |
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(注)レポートは弊社データベースにおける最新の収録範囲に基づき作成いたします。
そのため、ご注文のタイミングによっては上記ランキングと順位、値が異なる可能性があります。
【納品形態】
レポートのPDF、公報リストを収録したエクセルファイルをメールで御納品。
レポート冊子やデータ一式を収録したCD-Rでの御納品をご希望の場合にはご相談ください。
「日本特許」「米国特許」「欧州特許」のパテントスコアを用いた同様のレポートも承っております。
※実際の商品イメージ
特許・技術調査レポートはこちらを参照ください。
特許・技術調査レポート + 個別企業分析はこちらを参照ください。
(1)特許総合力ランキングデータ 価格:5万円(税別)
パテントスコアを用いた総合力評価や出願件数などに基づく各種ランキングデータです。
<サンプルはこちら>
(2)世界の出願動向 調査レポート 価格:10万円(税別)
世界全体の出願動向、主要国における参入企業の状況をまとめたレポートです。
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