投稿日:2026年06月22日
【自動車メーカー】他社牽制力ランキング2025 トップ3はトヨタ、ホンダ、日産
弊社はこのほど「自動車メーカー業界」を対象に、2025年の特許審査過程において他社特許への拒絶理由として引用された特許件数を企業別に集計した「自動車メーカー業界 他社牽制力ランキング2025」をまとめました。この集計により、直近の技術開発において競合他社が権利化する上で、阻害要因となる先行技術を多数保有している先進的な企業が明らかになります。
集計の結果、2025年に最も引用された企業は、トヨタ自動車、次いで本田技研工業、日産自動車となりました。
【自動車メーカー業界 他社牽制力ランキング2025 上位10社】
| 順位 | 企業名 | 引用された 特許数 |
|---|---|---|
| トヨタ自動車 | 5,078 | |
| 本田技研工業 | 2,354 | |
| 日産自動車 | 1,752 | |
| マツダ | 679 | |
| 豊田中央研究所 | 648 | |
| SUBARU | 463 | |
| 三菱自動車工業 | 387 | |
| スズキ | 339 | |
| ヤマハ発動機 | 323 | |
| ダイハツ工業 | 214 | |
1位 トヨタ自動車の最も引用された特許は「断熱性だけでなく耐熱性および耐圧縮性にも優れた断熱層を有するバッテリーパック用断熱材」(住友理工との共願)に関する技術で、SAMSUNG SDIなどの計10件の審査過程で引用されています。このほか、「車内音声と走行情報を解析し、感情に合わせ自動生成・投稿する車載情報提供装置」に関する技術が引用された件数の多い特許として挙げられ、ソフトバンクグループの計8件の拒絶理由として引用されています。
2025年にトヨタ自動車の特許による影響を受けた企業としては本田技研工業、LG ENERGY SOLUTION(KR)、SUBARUなどが挙げられます。
2位 本田技研工業の最も引用された特許は「安全性を高め、かつ自車両が他車両にとって障害となることを抑制するシステム」に関する技術で、トヨタ自動車などの計5件の審査過程で引用されています。ほか「車両の計算資源を有効活用するシステム」に関する技術が引用された件数の多い特許として挙げられ、マツダの計5件の拒絶理由として引用されています。
2025年に本田技研工業の特許による影響を受けた企業としてはトヨタ自動車、日産自動車、次いでスズキなどが挙げられます。
3位 日産自動車の最も引用された特許は「大きくせず、放熱性に優れたインバータ一体型モータ」に関する技術で、マツダの計6件の審査過程で拒絶理由として引用されています。
2025年に日産自動車の特許による影響を受けた企業としてはトヨタ自動車、本田技研工業、デンソーなどが挙げられます。
4位 マツダは「運転者の運転特性に最適な処理を行う車両運転支援システム」、5位 豊田中央研究所は「導電性ナノフィラーと複数樹脂・官能基化合物を組み合わせ、熱伝導性と絶縁性を同時に高め、射出成形時の熱伝導率異方性を抑制する樹脂組成物」が、最も引用された特許として挙げられます。
【ランキングの集計について】
日本特許庁に特許出願され、2025年12月までに公開された全特許のうち、2025年1月~12月末の期間に拒絶理由(拒絶理由通知または拒絶査定)として引用された特許を対象に、抽出・集計をしています。
また本ランキングでは、権利移転を反映した集計を行っています。2026年5月時点で権利を保有している企業の名義でランキングしているため、出願時と企業名が異なる可能性があります。
なお各企業の業種につきましては、総務省の日本標準産業分類等を参考に分類しています。
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