弊社はこのほど、東証マザーズ、ジャスダックに上場する電気機器業界の企業を対象に、特許資産を質と量の両面から総合評価する「新興市場 特許資産規模ランキング2010【電気機器】」をまとめました。
2010年11月末までに公開された日本の特許庁に登録されているすべての特許について、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を算出し、企業ごとに総合得点を集計しました。このランキングにより、件数比較では見られない、特許総合力の評価が可能になります。
その結果、1位 シーシーエス、2位 レーザーテック、3位 日本マイクロニクスとなりました。
【新興市場 電気機器業界 特許資産規模ランキング2010】
順位 | 証券コード | 企業名 | 特許資産 規模 |
登録件数 | 1件当たり スコア |
---|---|---|---|---|---|
シーシーエス | 4247.5 | 66 | 64.4 | ||
レーザーテック | 3731.7 | 71 | 52.6 | ||
日本マイクロニクス | 3156.8 | 157 | 20.1 | ||
精工技研 | 3089.4 | 74 | 41.7 | ||
イリソ電子工業 | 2286.3 | 42 | 54.4 | ||
日本アンテナ | 1814.3 | 146 | 12.4 | ||
新コスモス電機 | 1772.5 | 169 | 10.5 | ||
ミマキエンジニアリング | 1658.8 | 68 | 24.4 | ||
サン電子 | 1505.5 | 81 | 18.6 | ||
サイレックス・テクノロジー | 1494.2 | 11 | 135.8 |
1位 シーシーエスの注目度の高い特許には、「効率的に明るい光を照射させることができる光照射装置」に関する技術などがあります。また2位 レーザーテックは「液晶基板の微小欠陥を正確に検出できる検査装置」などについて、3位 日本マイクロニクスは「多極端子板を備えたプローブ装置」に関する技術などについて、注目度の高い出願が見られます。
また上位10社中で、1件当たりのスコアが最も高いのはサイレックス・テクノロジー、次いでシーシーエス、イリソ電子工業となっています。
※業種は東証業種分類を参考に分類しています。本ランキングでは電気機器業界において登録特許を1件以上保有している企業53社を対象に評価。
※算出方法について:
特許資産の規模とは、各出願人が保有する特許(特許庁に登録され、失効や権利放棄されていない特許)を「特許資産」としてとらえ、その総合力を判断するための指標です。特許1件ごとに注目度に基づくスコアを算出した上で、それに特許失効までの残存期間を掛け合わせ、出願人ごとに合計得点を集計しています。注目度の算出には、特許の出願後の審査プロセスなどを記録化した経過情報などを用いています。経過情報には、出願人による権利化への意欲や、特許庁審査官による他社特許拒絶への引用、競合他社によるけん制行為などのアクションが記録されており、これらのデータを指数化することで、出願人、審査官、競合他社の3者が、個々の特許にどれくらい注目しているかを客観的に評価することができます。
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新興市場銘柄 特許資産規模ランキング ― ジャスダック、マザーズの注目銘柄は? ―
【新興市場銘柄 電気機器 特許資産規模ランキング ご提供データ】
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◆新興市場 全業種 1件あたりの特許資産スコア上位100
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