弊社はこのほど、独自に分類した「電気機器」業界の企業を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「電気機器業界 特許資産規模ランキング2012」をまとめました。2011年4月1日から2012年3月末までの1年間に登録された特許を対象に、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を用いた評価を行い、企業ごとに総合得点を集計しました。
その結果、1位 パナソニック、2位 東芝、3位 三菱電機となりました。
【電気機器 特許資産規模ランキング2012】
順位 | 前年 順位 |
企業名 | 特許資産 規模 (pt) |
登録 件数 |
---|---|---|---|---|
パナソニック | 256,562 | 7,224 | ||
東芝 | 175,566 | 4,325 | ||
三菱電機 | 148,979 | 4,008 | ||
シャープ | 116,151 | 2,914 | ||
ソニー | 91,709 | 3,474 | ||
富士通 | 71,845 | 2,994 | ||
日立製作所 | 71,620 | 2,725 | ||
ブラザー工業 | 62,636 | 1,809 | ||
NEC | 52,439 | 2,103 | ||
京セラ | 45,348 | 1,779 | ||
1位のパナソニックは、特に抵抗変化メモリーに関する特許に注目度の高いものが多く、その他、パワー半導体素子等、半導体関連の分野にも高評価の特許が集まっています。
2位の東芝は、テレビ、画像処理、タッチパネル、レコーダーといったディスプレイ、及びその周辺技術に注目度の高い特許が多く見られます。
前年から2ランク上昇した3位の三菱電機は、鉄道関連、ミスト発生装置、ガス絶縁開閉装置などの技術に関して、注目度が高い特許が見られます。
【ランキングの集計について】
特許資産の規模とは、企業が保有する特許(特許庁から特許登録が認められ、失効や権利放棄されていないもの)を「特許資産」としてとらえ、その総合力を判断するための指標です。特許1件ごとに注目度に基づくスコアを算出した上で、それに特許失効までの残存期間を掛け合わせ、企業ごとに合計得点を集計しています。注目度の算出には、特許の出願後の審査プロセスなどを記録化した経過情報などを用いています。
経過情報には、出願人による権利化への意欲や、特許庁審査官による審査結果、競合他社によるけん制行為などのアクションが記録されており、これらのデータを指数化することで、出願人、審査官、競合他社の3者が、個々の特許にどれくらい注目しているかを客観的に評価することができます。
※本ランキングでは、権利移転を反映した集計を行っています。2012年3月末時点で権利を保有している企業の名義でランキングしているため、出願時と企業名
が異なる特許が含まれる可能性があります。
※前年の順位は、現在の権利者情報に基づき、2011年3月末時点のポイントを集計した結果です。
※業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。
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電気機器 特許資産規模ランキングご提供データ
・電気機器 特許資産規模ランキング 100(全期間と2011年度)
・電気機器 保有件数ランキング 100(全期間と2011年度)
・全業種 特許資産規模ランキング 100(全期間と2011年度)
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