弊社はこのほど、1999年から2019年2月7日までに日本の特許庁で公開された「車両の人工知能関連技術」について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用い、参入企業に関する調査結果をまとめ、レポートの販売を開始しました。
本ランキングでは、機械学習やニューラルネットワークなどを用いた車両にかかわるさまざまな人工知能技術全般について調査することを目的として、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースに、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました。
その結果、「総合力ランキング(※1)」では、1位 トヨタ自動車、2位 デンソー、3位 本田技研工業となりました(表1、図1)。
【車両の人工知能関連技術 特許総合力トップ5】(表1)
順位 | 企業名 | 総合力 (権利者スコア) |
有効特許件数 | 個別力 (最高スコア) |
---|---|---|---|---|
トヨタ自動車 | 1,489.4 | 429 | 81.6 | |
デンソー | 687.6 | 260 | 74.4 | |
本田技研工業 | 459.0 | 99 | 73.6 | |
日産自動車 | 335.4 | 95 | 74.6 | |
三菱電機 | 285.4 | 58 | 84.3 |

図1:車両の人工知能関連技術 競合状況
1位 トヨタ自動車注目度の高い特許には、「車両の衝突を予防するために適切な動力制御を行う技術」や、「複数種類の運動制御を実行するために複数のアクチュエータを統合的に制御する装置に関する技術」などが挙げられます。
2位 デンソーは、「車両用の電源が瞬断した場合にでも、簡単な構成で安全に通常の制御状態に復帰可能なシステム」や、「内燃機関の噴射量を制御する装置に関する技術」などが、注目度の高い特許として挙げられます。
3位 本田技研工業の注目度の高い特許には、「運転者への注意喚起を有効かつ適切に行うことができる車両の注意喚起装置」や「居眠りや健康状態の急変など、運転者の挙動に応じて車両システムを制御する技術」などが挙げられます。
そのほか、4位 日産自動車は「空燃比の制御精度を向上する技術」などが、5位 三菱電機は「自動車に搭載される電子部品の経変変化による特性劣化を診断する技術」などが、注目度の高い特許として挙げられます。
本分析の詳細については、定型レポート「車両の人工知能関連技術」にてご覧いただけます。
(※1)総合力の評価では、個別特許の注目度を得点化する、「パテントスコア」を機関ごとに集計し、パテントスコアが50点以上のものを合算しています。50点以上のものだけを集計している理由は、パテントスコアが低くても特許件数が多いことによって総合力が上がってしまうことを防ぐためです。
(注):企業グループ作成のため、名寄せの対象とした企業は下記の通りです。
「パナソニック」:パナソニック、パナソニックIPマネジメント
定型レポート、ランキングデータの販売
定型レポート 『車両の人工知能関連技術』
参入企業の技術力と成長性を取りまとめたレポートです。
内容 | 価格(税抜) | 納期 | ||
---|---|---|---|---|
定型レポート | 10万円 | 5営業日 | ||
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+20万円 | +5営業日 | |
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特許総合力ランキングデータ 『車両の人工知能関連技術』
パテントスコアを用いた総合力評価や出願件数などに基づく各種ランキングデータのご提供です。
【収録データ】
・特許総合力ランキング 上位30社リスト
・有効特許件数ランキング 上位30社リスト
・開発規模(出願件数)ランキング 上位30社リスト
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