弊社はこのほど、2016年7月末までに米国特許商標庁に出願された「自動運転関連技術」について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用い、参入企業に関する調査結果をまとめ、レポートの販売を開始しました。
人間が操縦することなく車を自動で走行できるようにする自動運転技術は、実用化に向けて各社の開発が活発化しています。自動運転には、衝突防止、車線制御、地図など、さまざまな技術が含まれており、本ランキングでは、それら全般について調査することを目的に、関連米国特許3,620件について、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースに、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました。
その結果、特許総合力ランキング(注1)は、1位 トヨタ自動車、2位 GM GLOBAL TECHNOLOGY OPERATIONS、3位 日産自動車となりました(表1、図1)。
【米国 自動運転関連技術 特許総合力トップ5】(表1)
順位 | 企業名 | 総合力 (権利者スコア) |
有効特許件数 | 個別力 (最高スコア) |
---|---|---|---|---|
トヨタ自動車 | 1341.3 | 301 | 79.0 | |
GM GLOBAL TECHNOLOGY OPERATIONS | 1283.7 | 175 | 77.8 | |
日産自動車 | 1254.4 | 156 | 77.6 | |
ROBERT BOSCH | 1055.3 | 154 | 81.4 | |
1035.0 | 176 | 85.7 |
図1:米国 自動運転関連技術 競合状況
1位 トヨタ自動車の注目度の高い特許には、「位置情報に基づき、自車両において必要な情報のみを受信できる車間通信装置」に関する技術や「自車両と衝突の可能性がある車両の走行軌跡を精度よく推定することができる走行軌跡推定装置」などが挙げられます。
2位 GM GLOBAL TECHNOLOGY OPERATIONSの注目度の高い特許には、「ヘッドアップディスプレイを用いた周辺監視」に関する技術や「検知した障害物の自動回避」に関する技術などがあります。
3位 日産自動車は、「車線維持支援」に関する技術や「先行車と自車両との車間距離に基づき将来の走行状況を予測し、衝突などのリスクを軽減する技術」などが注目度の高い特許として挙げられます。
また5位には自動車メーカーではないGOOGLEがランクインしており、高精度地図に関する技術や、自動運転システムの内部状態を表示するユーザーインターフェースに関する出願などが見られます。
本分析の詳細については、定型レポート「米国 自動運転関連技術」にてご覧いただけます。
(注1)総合力の評価では、個別特許の注目度を得点化する、「パテントスコア」を機関ごとに集計し、パテントスコアが50点以上のものを合算しています。50点以上のものだけを集計している理由は、パテントスコアが低くても特許件数が多いことによって総合力が上がってしまうことを防ぐためです。
定型レポート、ランキングデータの販売
定型レポート 『米国 自動運転関連技術』
参入企業の技術力と成長性を取りまとめたレポートです。
内容 | 価格(税抜) | 納期 | ||
---|---|---|---|---|
定型レポート | 10万円 | 5営業日 | ||
個別企業分析(※) (追加オプション) |
1~3社まで (社数に関わらず同一価格) |
+20万円 | +5営業日 | |
4社目以降、 1社あたり |
+7万円 | +1営業日 |
(注)レポートは弊社データベースにおける最新の収録範囲に基づき作成いたします。
そのため、ご注文のタイミングによっては上記ランキングと順位、値が異なる可能性があります。
【納品形態】
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特許総合力ランキングデータ 『米国 自動運転関連技術』
パテントスコアを用いた総合力評価や出願件数などに基づく各種ランキングデータのご提供です。
【収録データ】
・特許総合力ランキング 上位30社リスト
・有効特許件数ランキング 上位30社リスト
・開発規模(出願件数)ランキング 上位30社リスト
・競合状況分析マップ (権利者スコアマップ)
・母集団の公報リスト
【納品形態】
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【価格】
50,000円(税抜)