弊社はこのほど、2020年3月19日までに日本の特許庁で公開された「酸素濃縮器関連技術」について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用い、参入企業に関する調査結果をまとめ、レポートの販売を開始しました。
空気から高濃度の酸素を生成する酸素濃縮器は、慢性呼吸不全や慢性心不全に対する在宅酸素療法などに活用されています。今回の調査では、日本の特許庁で公開されている酸素濃縮器関連技術全般について、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースに、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました。
集計の結果、「総合力ランキング(※1)」では、1位 帝人(帝人ファーマ含む)、2位 ROYAL PHILIPS、3位 日本特殊陶業となりました(表1、図1)。
【酸素濃縮器関連技術 特許総合力トップ5】(表1)
順位 | 企業名 | 総合力 (権利者スコア) |
有効特許件数 | 個別力 (最高スコア) |
---|---|---|---|---|
帝人 (帝人ファーマ含む) | 193.9 | 100 | 70.5 | |
ROYAL PHILIPS | 123.8 | 16 | 69.8 | |
日本特殊陶業 | 116.8 | 43 | 76.2 | |
医器研 | 54.3 | 36 | 61.1 | |
フクダ電子 | 53.9 | 43 | 71.2 |
図1:酸素濃縮器関連技術 競合状況
1位 帝人の注目度の高い特許には、「持ち運びが容易な携帯用の酸素濃縮システム」や、「コンプレッサの長寿命化と吸気騒音の低減を両立する酸素濃縮システム」などが挙げられます。
2位 ROYAL PHILIPSは、「高純度の酸素の生成するための酸素濃縮システム」や、「エネルギー効率に優れた酸素分離機」などが注目度の高い特許として挙げられます。
3位 日本特殊陶業の注目度の高い特許には、「簡易な装置構成かつ低コストで必要な表示を行うことができる酸素濃縮器を」や、「吸着剤の寿命を向上できる酸素濃縮器」などが挙げられます。
4位 医器研は「異常な高温環境にさらされた場合に、確実に検知して酸素の供給を停止する安全性に優れた酸素濃縮器」などが、5位 フクダ電子は「持ち運び可能で、振動の少ない酸素濃縮器」などが注目度の高い特許として挙げられます。
本分析の詳細については、定型レポート「酸素濃縮器関連技術」にてご覧いただけます。
(※1)総合力の評価では、個別特許の注目度を得点化する、「パテントスコア」を企業ごとに集計し、パテントスコアが50点以上のものを合算しています。50点以上のものだけを集計している理由は、パテントスコアが低くても特許件数が多いことによって総合力が上がってしまうことを防ぐためです。
定型レポート、ランキングデータの販売
定型レポート 『酸素濃縮器関連技術』
参入企業の技術力と成長性を取りまとめたレポートです。
内容 | 価格(税抜) | 納期 | ||
---|---|---|---|---|
定型レポート | 10万円 | 5営業日 | ||
個別企業分析(※) (追加オプション) |
1~3社まで (社数に関わらず同一価格) |
+20万円 | +5営業日 | |
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特許総合力ランキングデータ 『酸素濃縮器関連技術』
パテントスコアを用いた総合力評価や出願件数などに基づく各種ランキングデータのご提供です。
【収録データ】
・特許総合力ランキング 上位30社リスト
・有効特許件数ランキング 上位30社リスト
・開発規模(出願件数)ランキング 上位30社リスト
・競合状況分析マップ (権利者スコアマップ)
・母集団の公報リスト
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