弊社はこのほど、2021年8月12日までに日本の特許庁で公開された「調味料関連技術」について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用い、参入企業に関する調査結果をまとめ、レポートの販売を開始しました。
醤油、マヨネーズ、ケチャップ、チーズソースなど、食卓において調味料は欠かせない存在です。食品各社は消費者の食欲増進のため、調味料の風味向上や劣化防止に向けて日々開発を進めています。本ランキングでは、日本の特許庁で公開されている「調味料関連技術」全般(テーマコード:4B047)について、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースに、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました。
集計の結果、「総合力ランキング(※1)」では、1位 キユーピー、2位 MIZKAN HOLDINGS、3位 長谷川香料となりました(表1、図1)。
【調味料関連技術 特許総合力トップ5】(表1)
順位 | 企業名 | 総合力 (権利者スコア) |
有効特許件数 | 個別力 (最高スコア) |
---|---|---|---|---|
キユーピー | 1,005.4 | 217 | 74.1 | |
MIZKAN HOLDINGS | 730.0 | 101 | 75.5 | |
長谷川香料 | 713.6 | 140 | 70.8 | |
三栄源エフ・エフ・アイ | 667.9 | 140 | 75.1 | |
味の素 | 658.6 | 146 | 71.2 |
図1:調味料関連技術 競合状況
1位 キユーピーは、「ボトルがしなやかに変形することで排出しやすく、容器本来の美観を損ないにくい液状調味料容器」や「摘みたての生バジルのようなフレッシュな風味を有する容器詰めバジルソース」に関する技術などが、注目度の高い特許として挙げられます。
2位 MIZKAN HOLDINGSの注目度の高い特許には「希釈使用時においても鶏だしの風味を十分に享受でき、だし感と後味等の香味バランスに優れる濃縮液体調味料」に関する技術などが挙げられます。
3位 長谷川香料の注目度の高い特許には「フレッシュでナチュラルな果実感の強調された、天然感あふれる香りを再現する合成香料化合物」や「3-メルカプト-3-メチルペンチル アセテートを用いた新しい香味付与剤」に関する技術などが挙げられます。
そのほか、4位 三栄源エフ・エフ・アイは「野菜独自の新鮮な香りがあり、かつネギ類野菜特有の香りと辛味を持つネギ香料」など、5位 味の素は「飲食品に畜肉だし様の香気・風味を付与する香気・風味付与組成物」などの技術が、注目度の高い特許として挙げられます。
6位以下にはサントリーホールディングスや小川香料、キッコーマンなどの企業がランクインしています。
本分析の詳細については、定型レポート「調味料関連技術」にてご覧いただけます。
(※1)総合力の評価では、個別特許の注目度を得点化する、「パテントスコア」を企業ごとに集計し、パテントスコアが50点以上のものを合算しています。50点以上のものだけを集計している理由は、パテントスコアが低くても特許件数が多いことによって総合力が上がってしまうことを防ぐためです。
定型レポート、ランキングデータの販売
定型レポート 『調味料関連技術』
参入企業の技術力と成長性を取りまとめたレポートです。
内容 | 価格(税抜) | 納期 | ||
---|---|---|---|---|
定型レポート | 10万円 | 5営業日 | ||
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(注)レポートは弊社データベースにおける最新の収録範囲に基づき作成いたします。
そのため、ご注文のタイミングによっては上記ランキングと順位、値が異なる可能性があります。
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特許総合力ランキングデータ 『調味料関連技術』
パテントスコアを用いた総合力評価や出願件数などに基づく各種ランキングデータのご提供です。
【収録データ】
・特許総合力ランキング 上位30社リスト
・有効特許件数ランキング 上位30社リスト
・開発規模(出願件数)ランキング 上位30社リスト
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