弊社はこのほど、独自に分類した「石油・エネルギー」業界の企業を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「石油・エネルギー業界 特許資産規模ランキング」をまとめました。2017年4月1日から2018年3月末までの1年間に登録された特許を対象に、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を用いた評価を行い、企業ごとに総合得点を集計しました。
その結果、1位 中国電力、2位 出光興産、3位東京ガスとなりました。
【石油・エネルギー 特許資産規模ランキング2018 上位10社】
順位 | 企業名 | 特許資産 規模 (pt) |
特許 件数 |
---|---|---|---|
中国電力 | 8,710.5 | 143 | |
出光興産 | 7,933.4 | 165 | |
東京ガス | 7,522.9 | 155 | |
JXTGエネルギー | 5,890.4 | 148 | |
大阪ガス | 4,959.2 | 247 | |
EXXONMOBIL | 3,070.1 | 53 | |
SAUDI ARABIAN OIL COMPANY | 2,197.6 | 51 | |
東京電力ホールディングス | 1,540.0 | 55 | |
中部電力 | 895.5 | 38 | |
関西電力 | 890.1 | 35 | |
1位の中国電力の注目度の高い特許には、「管内に流体を流している際に生じた配管内の詰まりや付着物の位置を迅速に検知する方法及びシステム」や「水道水等の原水から水素含有電解水を得るための水素含有電解水生成装置」が挙げられます。
2位の出光興産は、「新規化合物を用いた有機エレクトロルミネッセンス素子用材料」や、「添加剤のブリードアウト(時間経過とともに添加剤が表面に浮き出てしまう現象)の環境依存性が少ないポリオレフィン系成形体」などが注目度の高い特許として挙げられます。
3位の東京ガスの注目度の高い特許には、「ユニット単体の小型化やメンテナンス性を向上した燃料電池システム」や「海底パイプラインを揚陸する工法に関する技術」が挙げられます。
4位JXTGエネルギーは「プロジェクター用スクリーンとして、透明スクリーンを備えた映像投影システム」、5位大阪ガスは「園芸作物の収率および品質の向上を可能とする、園芸用施設への二酸化炭素供給装置」などが注目度の高い特許として挙げられます。
(注):企業グループ作成のため、名寄せの対象とした企業は下記の通りです。
「EXXONMOBIL」:EXXONMOBIL CHEMICAL PATENTS、
EXXONMOBIL RESEARCH AND ENGINEERING
【ランキングの集計について】
特許資産の規模とは、企業が保有する特許(特許庁から特許登録が認められ、失効や権利放棄されていないもの)を「特許資産」としてとらえ、その総合力を判断するための指標です。特許1件ごとに注目度に基づくスコアを算出した上で、それに特許失効までの残存期間を掛け合わせ、企業ごとに合計得点を集計しています。注目度の算出には、特許の出願後の審査プロセスなどを記録化した経過情報などを用いています。経過情報には、出願人による権利化への意欲や、特許庁審査官による審査結果、競合他社によるけん制行為などのアクションが記録されており、これらのデータを指数化することで、出願人、審査官、競合他社の3者が、個々の特許にどれくらい注目しているかを客観的に評価することができます。
※本ランキングでは、権利移転を反映した集計を行っています。2018年9月末時点で権利を保有している企業の名義でランキングしているため、出願時と企業名が異なる特許が含まれる可能性があります。
※業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。
ランキングデータの販売
特許資産規模ランキングデータを、以下の通り販売しています。
※ランキングデータには個別特許の評価データは含まれません。
【石油・エネルギー】特許資産規模ランキング
・石油・エネルギー 特許資産規模ランキング(全期間トップ30と2017年度のトップ30)
・石油・エネルギー 保有件数ランキング(全期間トップ30と2017年度のトップ30)
・全業種 特許資産規模ランキング(全期間と2017年度のトップ100)
・全業種 保有件数ランキング(全期間と2017年度のトップ100)
※本ランキングでは、権利移転を反映した集計を行っています。2018年9月末時点で権利を保有している企業の名義でランキングしているため、出願時と企業名が異なる特許が含まれる可能性があります。
【納品形態】
上記データを収録したエクセルファイルをメールで御納品。
データ一式を収録したCD-Rでの御納品をご希望の場合にはご相談ください。
【価格】
50,000円(税抜)
個別特許の評価データ
個別特許の評価データを別途ご希望の場合は、お問い合わせください。
件数に応じて下表の単価が適用となります。
件数 | 単価(税抜) |
---|---|
1,000円/件 | |
600円/件 | |
500円/件 | |
300円/件 | |
お問い合わせください | |
※業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。
※算出方法について:
特許資産の規模とは、各出願人が保有する特許(特許庁に登録され、失効や権利放棄されていない特許)を「特許資産」としてとらえ、その総合力を判断するための指標です。特許1件ごとに注目度に基づくスコアを算出した上で、それに特許失効までの残存期間を掛け合わせ、出願人ごとに合計得点を集計しています。注目度の算出には、特許の出願後の審査プロセスなどを記録化した経過情報などを用いています。
経過情報には、出願人による権利化への意欲や、特許庁審査官による他社特許拒絶への引用、競合他社によるけん制行為などのアクションが記録されており、これらのデータを指数化することで、出願人、審査官、競合他社の3者が、個々の特許にどれくらい注目しているかを客観的に評価することができます。