弊社はこのほど、グリーントランスフォーメーション(GX)に関する技術の1つ「水素の製造」について、世界での特許総合力(※1)を示す「グローバルスコア(※2)」の企業ランキングを、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用いて集計しました。
脱炭素社会の実現のためには経済社会システム全体の変革(GX:グリーントランスフォーメーション)が必要とされており、GXへの積極的な取り組みが求められています。本調査では、GX技術区分の1つである「水素の製造」に注目し、日本、米国、欧州、中国の主要4国・地域における「パテントスコア」(個別特許の注目度を得点化)を合算し、世界における特許の質と量を総合的に見た評価を行いました。
集計の結果、「グローバルスコア 特許総合力ランキング」では、1位 TOPSOE(デンマーク)、2位 パナソニック、3位 AIR PRODUCTS AND CHEMICALS(米)となりました(表1、図1)。
【水素の製造:グローバルスコア 特許総合力トップ5】(表1)
順位 | 企業名 | 総合力 (権利者スコア) |
有効特許件数 | 個別力 (最高スコア) |
---|---|---|---|---|
TOPSOE(デンマーク) | 2,870.5 | 399 | 93.6 | |
パナソニック(※3) | 2,528.0 | 571 | 83.5 | |
AIR PRODUCTS AND CHEMICALS(米) | 1,763.6 | 254 | 90.5 | |
CHINA PETROLEUM & CHEMICAL(中) | 1,571.4 | 510 | 81.2 | |
AIR LIQUIDE(仏) | 1,369.6 | 409 | 90.9 |
1位 TOPSOEは、「抵抗加熱から熱伝導による効率的な触媒活性材料の加熱手段を備えた水蒸気改質のシステムおよびプロセス」や、「支持体の強度を維持しつつ、活性金属の消費量を低減させたシェル含浸触媒およびシェル含浸触媒体の製造方法」などが注目度の高い特許として挙げられます。
2位 パナソニックの注目度の高い特許には、「水素と水蒸気との混合ガスから水素を分離する際のエネルギーロスを低減可能な電気化学装置及び水素生成方法」や、「原料ガス供給器の腐食を抑制することが可能な水素生成装置、及び燃料電池システム」などが注目度の高い特許として挙げられます。
3位 AIR PRODUCTS AND CHEMICALSの注目度の高い特許には、「電気分解で水から水素ガスを取得する工程において、遠心圧縮システムに水素を投与するための方法及び装置」や、「水素、二酸化炭素、および少なくとも1種の可燃性ガスを含むガス混合物から水素と二酸化炭素を分離する処理方法」などが挙げられます。
4位 CHINA PETROLEUM & CHEMICALは、「有機水素吸蔵原料から水素を生成するための触媒、その担体、及び高純度水素ガスの供給方法」などが、5位 AIR LIQUIDEは、「様々な高圧流を組み合わせて水素ガスを冷却させる液体水素の製造方法」などが注目度の高い特許として挙げられます。
6位以下には、CASALE(中)、PRAXAIR TECHNOLOGY(米)、SAUDI ARABIAN OIL(サウジアラビア)、UNIV XI'AN JIAOTONG(中)、UNIV ZHEJIANG(中)などの海外企業が上位にそれぞれランクインしています。
本分析の詳細については、『【GX技術】水素の製造関連技術』グローバルスコア:ランキングデータにてご覧いただけます。
特許総合力ランキングデータ 価格:5万円(税別)
パテントスコアを用いた総合力評価や出願件数などに基づく各種ランキングデータです。
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