弊社はこのほど、東証マザーズ、ジャスダックに上場する電気機器業界の企業を対象に、特許資産を質と量の両面から総合評価する「新興市場 特許資産規模ランキング2012【電気機器】」をまとめました。
2012年3月末までに公開された日本の特許庁に登録されているすべての特許について、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を算出し、企業ごとに総合得点を集計しました。このランキングにより、件数比較では見られない、特許総合力の評価が可能になります。
その結果、1位 レーザーテック、2位 シーシーエス、3位 日本マイクロニクスとなりました。
【新興市場 電気機器業界 特許資産規模ランキング2012】
順位 | 前年 順位 |
証券コード | 企業名 | 特許資産 規模 |
登録件数 |
---|---|---|---|---|---|
レーザーテック | 6284.7 | 106 | |||
シーシーエス | 5238.1 | 103 | |||
日本マイクロニクス | 3902.7 | 195 | |||
ヤーマン | 2577.8 | 87 | |||
原田工業 | 2551.2 | 83 | |||
精工技研 | 2424.6 | 100 | |||
イリソ電子工業 | 2181.7 | 58 | |||
オプトエレクトロニクス | 1958.2 | 46 | |||
ミマキエンジニアリング | 1887.1 | 103 | |||
新コスモス電機 | 1694.5 | 189 |
1位のレーザーテックは、主力製品の1つであるフォトマスクの欠陥検査装置や顕微鏡などに関して強みを持っており、同社の出願によって拒絶査定を受けた企業には、オリンパスやニコン、東芝などがあります。
2位のシーシーエスの注目度の高い特許には、『部品点数が少なく、組立てが簡単で、光度ムラの少ない照明装置」や、「工場での製品検査等に用いられるコンパクト化や高性能な照明装置」などがあります。
また、3位の日本マイクロニクスは「配列ピッチを小さくしても、隣り合うプローブの間における電気的干渉を低減できる接触子」などが注目度の高い特許に挙げられます。
※業種は東証業種分類を参考に分類しています。本ランキングではサービス業界において登録特許を1件以上保有している企業を対象に評価。
※算出方法について:
特許資産の規模とは、各出願人が保有する特許(特許庁に登録され、失効や権利放棄されていない特許)を「特許資産」としてとらえ、その総合力を判断するための指標です。特許1件ごとに注目度に基づくスコアを算出した上で、それに特許失効までの残存期間を掛け合わせ、出願人ごとに合計得点を集計しています。注目度の算出には、特許の出願後の審査プロセスなどを記録化した経過情報などを用いています。経過情報には、出願人による権利化への意欲や、特許庁審査官による他社特許拒絶への引用、競合他社によるけん制行為などのアクションが記録されており、これらのデータを指数化することで、出願人、審査官、競合他社の3者が、個々の特許にどれくらい注目しているかを客観的に評価することができます。
ランキングデータの販売
本ランキングに関するさらに詳しい情報を、下記の通り販売しています。
新興市場銘柄 特許資産規模ランキング
【新興市場銘柄 特許資産規模ランキング ご提供データ】
◆新興市場 全業種 特許資産規模ランキング上位100
◆新興市場 全業種 保有件数ランキング上位100
◆業種別(情報通信、サービス、機械・精密、化学、電気機器)
特許資産規模ランキング トップ50社
納品形式:データを収録したCD
価格:50,000円(税抜)
特定企業 特許ポートフォリオ分析レポート
特定企業の特許ポートフォリオに関する分析レポートも承ります。
調査されたい企業をご指定ください。
無料サンプルはこちら
価格:9万9800~300,000円(税抜)