弊社はこのほど、東証マザーズ、ジャスダックに上場する情報通信業界の企業を対象に、特許資産を質と量の両面から総合評価する「新興市場 特許資産規模ランキング2012【情報通信】」をまとめました。
2012年3月末までに公開された日本の特許庁に登録されているすべての特許について、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を算出し、企業ごとに総合得点を集計しました。このランキングにより、件数比較では見られない、特許総合力の評価が可能になります。
その結果、1位 ACCESS、2位 ジャストシステム、3位 インデックスとなりました。
【新興市場 情報通信業界 特許資産規模ランキング2012】
順位 | 前年 順位 |
証券コード | 企業名 | 特許資産 規模 |
登録件数 |
---|---|---|---|---|---|
ACCESS | 2344.7 | 67 | |||
ジャストシステム | 1702.0 | 181 | |||
インデックス | 945.9 | 33 | |||
フリービット | 907.4 | 7 | |||
構造計画研究所 | 843.0 | 25 | |||
モルフォ | 806.6 | 14 | |||
駅探 | 783.9 | 17 | |||
インテリジェントウェイブ | 714.3 | 15 | |||
ディジタルメディアプロフェッショナル | 652.0 | 30 | |||
クレオ | 643.0 | 17 |
1位ACCESSは、近年着実に件数を伸ばしており、海外にも積極的に出願しています。注目度の高い特許には、インターネットテレビに関する技術や、携帯端末のデータアクセスに関する技術などがあります。
一方、2位のジャストシステム、3位のインデックスは、近年出願件数が減少傾向にあり、総合力はやや減少傾向にあります。
そのほか、前年から順位を大きく挙げた企業としては、構造計画研究所、モルフォ、ディジタルメディアプロフェッショナルなどが挙げられます。
※業種は東証業種分類を参考に分類しています。本ランキングでは情報通信業界において登録特許を1件以上保有している企業を対象に評価。
※算出方法について:
特許資産の規模とは、各出願人が保有する特許(特許庁に登録され、失効や権利放棄されていない特許)を「特許資産」としてとらえ、その総合力を判断するための指標です。特許1件ごとに注目度に基づくスコアを算出した上で、それに特許失効までの残存期間を掛け合わせ、出願人ごとに合計得点を集計しています。注目度の算出には、特許の出願後の審査プロセスなどを記録化した経過情報などを用いています。経過情報には、出願人による権利化への意欲や、特許庁審査官による他社特許拒絶への引用、競合他社によるけん制行為などのアクションが記録されており、これらのデータを指数化することで、出願人、審査官、競合他社の3者が、個々の特許にどれくらい注目しているかを客観的に評価することができます。
ランキングデータの販売
本ランキングに関するさらに詳しい情報を、下記の通り販売しています。
新興市場銘柄 特許資産規模ランキング
【新興市場銘柄 特許資産規模ランキング ご提供データ】
◆新興市場 全業種 特許資産規模ランキング上位100
◆新興市場 全業種 保有件数ランキング上位100
◆業種別(情報通信、サービス、機械・精密、化学、電気機器)
特許資産規模ランキング トップ50社
納品形式:データを収録したCD
価格:50,000円(税抜)
特定企業 特許ポートフォリオ分析レポート
特定企業の特許ポートフォリオに関する分析レポートも承ります。
調査されたい企業をご指定ください。
無料サンプルはこちら
価格:9万9800~300,000円(税抜)