【繊維・紙・パルプ】特許資産規模ランキング　トップ3は東レ、クラレ、東洋紡 ― 帝人が躍進

　弊社はこのほど、独自に分類した「繊維・紙・パルプ」業界の企業を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「繊維・紙・パルプ業界　特許資産規模ランキング2013」をまとめました。2012年4月1日から2013年3月末までの1年間に登録された特許を対象に、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を用いた評価を行い、企業ごとに総合得点を集計しました。このランキングにより、件数比較では見られない、特許総合力の評価が可能になります。

　その結果、1位 東レ、2位 クラレ、3位東洋紡となりました。

　　　　　【繊維・紙・パルプ業界　特許資産規模ランキング2013】

　1位の東レの注目度の高い特許には、「電子機器の筺体や、自動車部品、航空機部品などに用いられる軽量性、薄肉性に優れた繊維強化樹脂のサンドイッチ構造体」や、「強度、耐衝撃性、耐熱性、加工性に優れ、ＣＯ2排出量が少ない低環境負荷の樹脂組成物」に関する技術などがあります。

　2位のクラレの注目度の高い特許には「接着剤やコーティング剤に使われる耐煮沸水性、粘度放置安定性に優れた水性分散液」や「液晶パネルの保護フィルムなどに最適な光学フィルム用粘着剤」などがあります。

　3位の東洋紡は、「可溶性グルコースデヒドロゲナーゼを含む組成物の安定性を向上する方法」や「冬の肌着などに用いる、軽量薄地で、保温性、快適性を兼ね備えた吸湿性紡績糸による編地」に関する技術などが注目度の高い特許として挙げられます。

　また、前年度よりも5ランク上昇した4位の帝人は、「肌との密着性が良好であり保形性にも優れた下着」や、「ポリ乳酸からなる、強度、耐熱性、耐熱収縮性に優れた繊維」などが注目度の高い特許として挙げられます。

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本ランキングに関する詳細を、下記の通り販売しています。

【繊維・紙・パルプ業界】特許資産規模ランキングご提供データ

・繊維・紙・パルプ業界　特許資産規模ランキング（全期間トップ100と2012年度のトップ50）
・繊維・紙・パルプ業界　保有件数ランキング（全期間トップ100と2012年度のトップ50）
・全業種　特許資産規模ランキング（全期間と2012年度トップ100）
・全業種　保有件数ランキング（全期間と2012年度トップ100）

※本ランキングでは、権利移転を反映した集計を行っています。2013年3月末時点で権利を保有している企業の名義でランキングしているため、出願時と企業名が異なる特許が含まれる可能性があります。
※本ランキングは、企業単位の集計値を収録しております。個別特許の評価データを別途ご希望の場合は下記フォームよりお問い合わせください

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