大学・TLOにおいて「材料分析」分野における特許出願が急速に増加しています。そこで弊社は、大学・TLOを対象として「材料分析」分野の中でも「光学的分析」に関連する技術に着目し、各機関の競争力に関する調査を行いました(注1)。
1993年から2012年9月末までに日本の特許庁で公開された関連特許1,643件を対象に、個別特許の注目度を指数化する「パテントスコア」による評価を実施し、特許の質と量から総合的に見た「特許総合力ランキング(注2)」を集計しました。
集計の結果、1位 岡山大学、2位 東京工業大学、3位 大阪大学となりました。
【大学・TLO 光学的分析関連技術 特許総合力トップ5】
順位 | 機関名 | 総合力 (権利者スコア) |
有効特許 件数 |
個別力 (最高スコア) |
---|---|---|---|---|
岡山大学 | 202.0 | 24 | 76.8 | |
東京工業大学 | 180.0 | 39 | 69.2 | |
大阪大学 | 158.6 | 37 | 70.9 | |
北海道大学 | 151.6 | 35 | 79.7 | |
九州大学 | 149.8 | 25 | 72.0 | |
1位 岡山大学の注目度の高い特許には、「テラヘルツ帯域のパルス光を測定試料に照射し、応答信号を検出して特性を測定する分光計測方法」に関する技術などが挙げられます。
2位 東京工業大学は「撮影環境によらず正確な反射スペクトルを測定することが可能なハイパースペクトル画像処理装置」などが、3位 大阪大学は「周波数レンジ、サンプリング時間、時間スケール拡大率を任意に設定できる高分解・高速テラヘルツ分光計測装置」などが注目度の高い特許として挙げられます。
本分析の詳細については、定型レポート『大学・TLO「材料分析:光学関連技術」』にてご覧いただけます。
(注1)【調査対象の特許群について】
特許庁の特許戦略ポータルサイトにおける定義などを参考に、独自に整備した分類体系を適用。
「光学的分析」に該当する分類が付与されている公報群を抽出した。
(注2)総合力の評価では、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を機関ごとに集計し、パテントスコアが50点以上のものを合算しています。50点以上のものだけを集計している理由は、パテントスコアが低くても特許件数が多いことによって総合力が上がってしまうことを防ぐためです。
定型レポート、ランキングデータの販売
定型レポート 『大学・TLO「材料分析:光学関連技術」』
参入企業の技術力と成長性を取りまとめたレポートです。
内容 | 価格(税抜) | 納期 | ||
---|---|---|---|---|
定型レポート | 10万円 | 5営業日 | ||
個別企業分析(※) (追加オプション) |
1~3社まで (社数に関わらず同一価格) |
+20万円 | +5営業日 | |
4社目以降、 1社あたり |
+7万円 | +1営業日 |
(注)レポートは弊社データベースにおける最新の収録範囲に基づき作成いたします。
そのため、ご注文のタイミングによっては上記ランキングと順位、値が異なる可能性があります。
【納品形態】
レポートのPDF、公報リストを収録したエクセルファイルをメールで御納品。
レポート冊子やデータ一式を収録したCD-Rでの御納品をご希望の場合にはご相談ください。
レポートについてはこちらのページをご覧ください。
特許総合力ランキングデータ 『大学・TLO「材料分析:光学関連技術」』
パテントスコアを用いた総合力評価や出願件数などに基づく各種ランキングデータのご提供です。
【収録データ】
・特許総合力ランキング 上位30社リスト
・有効特許件数ランキング 上位30社リスト
・開発規模(出願件数)ランキング 上位30社リスト
・競合状況分析マップ (権利者スコアマップ)
・母集団の公報リスト
【納品形態】
上記データを収録したエクセルファイルをメールで御納品。
データ一式を収録したCD-Rでの御納品をご希望の場合にはご相談ください。
【価格】
50,000円(税抜)