弊社はこのほど、負極に酸化物系材料を用いたリチウムイオン2次電池の技術領域における競合状況について調査した結果をまとめました。酸化物系のリチウムイオン電池は、安全性が高く、低温特性に優れているという特徴があります。
今回の調査では、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースとして、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました(2010年4月末時点のパテントスコアに基づき評価)。その結果、「総合力ランキング(※)」では、1位東芝、2位パナソニック、3位ソニーとなりました。
東芝は出願件数、権利者最高スコア、権利者スコアの3指標ともトップとなっており、この分野において強みを持っていることが分かります。同社のリチウムイオン電池「SCiB」の特徴はまさに酸化物系(チタン酸リチウム)負極にあります。ホンダが今年12月に発売する電動バイクに採用されるほか、GSユアサと合弁会社を設立している三菱自動車に対し、電気自動車(EV)用リチウムイオン電池を供給することも決まっています。この背景には、東芝の技術競争力の高さがあり、そのことが今回のランキングにも反映されていると考えられます。
【リチウムイオン2次電池 合金系負極 特許総合力トップ5】
| 順位 | 企業名 | 総合力 (権利者スコア) |
開発規模 (出願件数) |
個別力 (権利者最高スコア) |
|---|---|---|---|---|
| 東芝 | 296.5 pt | 47 | 24.7 pt | |
| パナソニック | 108.0 pt | 33 | 20.3 pt | |
| ソニー | 33.5 pt | 9 | 12.9 pt | |
| Altairnano | 30.9 pt | 3 | 12.4 pt | |
| SAMSUNG SDI | 28.7 pt | 24 | 17.8 pt | |
本分析の詳細については、簡易コンサルレポートBの「特定技術分野の競合分析:リチウムイオン2次電池 酸化物系負極」に掲載しています。
【レポート収録内容】
リチウムイオン2次電池 酸化物系負極の技術分野における、出願件数の年推移、出願件数ランキング、審査ステータス分類、パテントスコア分布、競合状況を可視化する「権利者スコアマップ」、パテントスコア上位10件の特許リスト、経過情報から見た主要企業比較、審査官引用情報から見た主要企業の対競合影響度、発明者分析
【調査対象範囲】
出願日が1992年1月以降で、1993年から2010年4月末までに公開された特許公報を対象。公開、登録、公表、再公表のすべてが対象で、登録と、公開・公表・再公表が重複している場合は、登録を優先。企業等の集計単位は権利者ベースとする。
【納品形態】
冊子1冊。分析に使った特許公報リストCSVをCD-ROMに収録。特許分析ツール「Biz Cruncher:ゴールド」ご利用2週間(分析母集団を使ってご自身で調査していただけます)。
※レポートのサンプルはこちらを参照ください。
【価格】
コース1)「全体俯瞰 競合分析」:99,800円(税込) 納期:1週間
コース2)「全体俯瞰 競合分析」+「個別企業分析(上位5社)※」:31万5000円(税込) 納期:2週間
※「個別企業分析」の対象企業はご相談に応じます。
ご注文の際は、下記フォームの「詳細・その他」の欄にいずれかのコースをご記入ください。
※個別特許の経過情報付きリストも合わせてご希望の場合は、別途お見積りいたします。
※そのほか、リチウムイオン2次電池全体、正極、負極に関するレポート等も承ります。
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