投稿日:2011年02月02日
【車載用リチウムイオン二次電池 制御・管理】特許総合力トップ3はトヨタ、デンソー、パナソニック
#環境・エネルギー , #自動車・輸送機器 , #電子部品・電子機器・電子材料
弊社はこのほど、「車載用リチウムイオン2次電池の制御・管理技術」について、参入企業に関する調査結果をまとめました。
昨今、リチウムイオン2次電池のアプリケーションとして、ハイブリッド車(HEV)や電気自動車(EV)が大きな注目を集めており、リチウムイオン電池を自動車に搭載するに当たり、より高度な安全性や充放電の制御・管理が求められています。
今回の調査では、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースとして、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました。
その結果、「総合力ランキング(※)」では、1位 トヨタ自動車、2位 デンソー、3位 パナソニックとなりました。
【車載用リチウムイオン2次電池 制御・管理技術 特許総合力トップ5】
順位 | 企業名 | 総合力 (権利者スコア) |
開発規模 (出願件数) |
個別力 (最高スコア) |
---|---|---|---|---|
トヨタ自動車 | 1522.0 pt | 479 | 80.4 pt | |
デンソー | 368.8 pt | 92 | 77.6 pt | |
パナソニック | 321.9 pt | 111 | 80.2 pt | |
日産自動車 | 292.0 pt | 185 | 80.1 pt | |
新神戸電機 | 237.1 pt | 62 | 67.6 pt | |
図1:車載用リチウムイオン二次電池 制御・管理技術 競合状況
1位のトヨタ自動車は2位に大きく差を付けています。さらに、2位 デンソーはトヨタグループ、3位 パナソニックもリチウムイオン電池に関しトヨタと協力関係にあるなど、上位3社がトヨタおよびトヨタ関連企業で占められる結果となりました。
また、トヨタ自動車は、出願件数で2位となった日産自動車の倍以上の出願があり、今回の調査領域におけるリソースの大きさが見てとれます。
本分析の詳細については、定型レポート「車載用リチウムイオン二次電池 制御・管理技術」にてご覧いただけます。
(※)総合力の評価では、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を機関ごとに集計し、パテントスコアが50点以上のものを合算しています。50点以上のものだけを集計している理由は、パテントスコアが低くても特許件数が多いことによって総合力が上がってしまうことを防ぐためです。
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