投稿日:2011年09月01日
【リチウムイオン二次電池 電極添加剤】特許総合力トップ3は日本ゼオン、ソニー、LG化学
#化学製品・材料 , #環境・エネルギー , #電子部品・電子機器・電子材料
弊社はこのほど、バインダー、導電助剤等のリチウムイオン二次電池 電極用添加剤について、特許分析ツール「BizCruncher」を用い、参入企業に関する調査結果をまとめました。
電極用添加剤は、活物質と比べると市場であまり注目されていませんが、リチウムイオン二次電池の特性を引き出す上でなくてはならない重要な役割を担っています。
本調査ではリチウムイオン二次電池の電極用添加剤関連の特許を集計し、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースとして、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました。
その結果、「総合力ランキング(※1)」では、1位 日本ゼオン、2位 ソニー、3位 LG化学となりました。
【リチウムイオン二次電池 電極用添加剤 特許総合力トップ5】
順位 | 企業名 | 総合力 (権利者スコア) |
開発規模 (出願件数) |
個別力 (最高スコア) |
---|---|---|---|---|
日本ゼオン | 295.6 pt | 61 | 72.1 pt | |
ソニー | 140.9 pt | 95 | 69.9 pt | |
LG CHEM | 127.3 pt | 17 | 63.1 pt | |
クレハ | 101.1 pt | 18 | 69.4 pt | |
TDK | 75.9 pt | 15 | 80.5 pt | |
図1:リチウムイオン二次電池 電極添加剤 競合状況
総合力1位の日本ゼオンは出願件数では4位ですが、登録特許件数では1位となっています。特筆すべき点は登録率(※2)の高さであり、分析対象の特許群全体での平均が60%のところ日本ゼオンは90%を超える値となっています。こうした無駄のない権利化への活動が高い総合力につながっているものと考えられます。
本分析の詳細については、定型レポート「リチウムイオン二次電池 電極添加剤」にてご覧いただけます。
※1 総合力の評価では、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」が50点以上の特許のみを企業ごとに集計し、合算しています。パテントスコア50点以上のものだけを集計している理由は、パテントスコアが低くても件数が多いことによって総合力が上がってしまうことを防ぐためです。
※2 登録査定率=登録件数÷(審査請求件数(登録または拒絶査定確定済)-審査請求中(未登録)件数)
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