弊社はこのほど、水処理用ろ過装置について、参入企業に関する調査結果をまとめました。ろ過装置には砂ろ過装置、繊維ろ過装置、膜ろ過装置等がありますが、中東における海水淡水化の前処理などに使用されることもあり、今後も需要が高まっていくものと思われます(なお、本調査では浄水器や風呂用途などの家庭用途は対象としていません)。
今回の調査では、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースとして、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました(2010年8月末時点のパテントスコアに基づき評価)。その結果、「総合力ランキング(※)」では、1位日立製作所、2位 Siemens Water Technologies、3位 オルガノとなりました。
【水処理用 ろ過装置技術 特許総合力トップ5】
| 順位 | 企業名 | 総合力 (権利者スコア) |
開発規模 (出願件数) |
個別力 (最高スコア) |
|---|---|---|---|---|
| 日立製作所 | 126.3 pt | 39 | 88.9 pt | |
| Siemens Water Technologies | 81.5pt | 7 | 76.6 pt | |
| オルガノ | 80.9 pt | 87 | 79.6 pt | |
| 栗田工業 | 77.8 pt | 56 | 74.5 pt | |
| 荏原 | 76.1 pt | 55 | 73.2 pt | |
総合力1位の日立製作所は、膜ろ過装置に関する特許に強みがあります。日立グループの水関連事業は、日立プラントテクノロジーが中心となっていますが、ろ過装置分野では日立製作所の総合力が高く、これらの技術を日立プラントテクノロジー等の子会社で活用しているものと思われます(日立プラントテクノロジーによるろ過装置関連特許もありますが、総合力は上位に入っていません)。2位以下は拮抗していますが、中でも注目はSiemens Water Technologiesが2位となっていることです。世界の水ビジネス関連企業の中で、水メジャーと呼ばれる企業を除くと必ずといっていいほど取り上げられるのが、GEとSiemensです。そのSiemensが少ない特許件数ながら日本を代表する水ビジネス関連企業と肩を並べる総合力を持つという点が、ろ過装置分野における大きな特徴であると言えます。
本分析の詳細については、簡易コンサルレポートBの「特定技術分野の競合分析:水処理用ろ過装置」に掲載しています。
【レポート収録内容】
水処理用 ろ過装置に関する、出願件数の年推移、出願件数ランキング、審査ステータス分類、パテントスコア分布、競合状況を可視化する「権利者スコアマップ」、パテントスコア上位10件の特許リスト、経過情報から見た主要企業比較、審査官引用情報から見た主要企業の対競合影響度、発明者分析
【調査対象範囲】
出願日が1992年1月以降で、1993年から2010年8月末までに公開された特許公報が対象。公開、登録、公表、再公表のすべてが対象で、登録と、公開・公表・再公表が重複している場合は、登録を優先。企業等の集計単位は権利者ベースとする。
【納品形態】
冊子1冊。分析に使った特許公報リストCSVをCD-ROMに収録。特許分析ツール「Biz Cruncher:ゴールド」ご利用2週間(分析母集団を使ってご自身で調査していただけます)。
※レポートのサンプルはこちらを参照ください。
【価格】
コース1)「全体俯瞰 競合分析」:99,800円(税込) 納期:1週間
コース2)「全体俯瞰 競合分析」+「個別企業分析(上位5社)※」:31万5000円(税込) 納期:2週間
※「個別企業分析」の対象企業はご相談に応じます。
ご注文の際は、下記フォームの「詳細・その他」の欄にいずれかのコースをご記入ください。
※個別特許の経過情報付きリストも合わせてご希望の場合は、別途お見積りいたします。
※水処理用のろ過装置のほか、膜、薬品、MBR、海水淡水化、ポンプ、上下水道漏水防止、水質検査に関するレポートも承ります。
※また個別のご要望にお応えする「カスタマイズレポート」をご希望の方は、お問い合わせください。
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