弊社はこのほど、水質検査技術について、参入企業に関する調査結果をまとめました。
水質検査は 「水ビジネス」という観点ではあまり注目されていませんが、水処理のあらゆる場面で必要となる技術です。今後、日本の水処理関連技術がより海外に展開されていくと同時に、各企業が持つ高度な水質検査技術もより注目されていくと予想されます。
今回の調査では、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースとして、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました。
その結果、「総合力ランキング(※)」では、1位 東芝、2位 栗田工業、3位 島津製作所となりました。
【水質検査技術 特許総合力トップ5】
順位 | 企業名 | 総合力 (権利者スコア) |
開発規模 (出願件数) |
個別力 (最高スコア) |
---|---|---|---|---|
東芝 | 98.5 pt | 83 | 80.2 pt | |
栗田工業 | 91.1 pt | 63 | 91.6 pt | |
島津製作所 | 90.4 pt | 114 | 73.1 pt | |
三浦工業 | 81.7 pt | 45 | 66.1 pt | |
メタウォーター | 55.1 pt | 27 | 70.5 pt | |
図1:水質検査技術 競合状況
冒頭で述べたように、水質検査はあらゆる種類の水処理において必要となる技術となっており、1位の東芝は上下水道管理における水質検査について、2位の栗田工業は冷却水、純水・超純水製造装置周辺のような工場関係の水質検査について、3位の島津製作所はTOC計(全有機炭素測定装置)について強みを持っており、それぞれ異なる特徴があります。
本分析の詳細については、定型レポート「水質検査技術」にてご覧いただけます。
(※)総合力の評価では、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を機関ごとに集計し、パテントスコアが50点以上のものを合算しています。50点以上のものだけを集計している理由は、パテントスコアが低くても特許件数が多いことによって総合力が上がってしまうことを防ぐためです。
定型レポート、ランキングデータの販売
定型レポート 『水質検査技術』
参入企業の技術力と成長性を取りまとめたレポートです。
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特許総合力ランキングデータ 『水質検査技術』
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