廃液処理や汚水処理で利用される、膜分離活性汚泥法(MBR)及びMBR装置について、参入企業に関する調査結果をまとめました。MBRは従来の下水、工場排水処理における沈殿池を必要としないことから省スペース化が可能となる特徴があり、近年その市場も急拡大しています。
今回の調査では、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースとして、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました。その結果、「総合力ランキング(※)」では、1位クボタ、2位 三菱レイヨン、3位 東レとなりました。
【膜分離活性汚泥法(MBR) 特許総合力トップ5】
順位 | 企業名 | 総合力 (権利者スコア) |
開発規模 (出願件数) |
個別力 (最高スコア) |
---|---|---|---|---|
クボタ | 1452.7 pt | 145 | 87.4 pt | |
三菱レイヨン | 1202.5pt | 77 | 69.9 pt | |
東レ | 798.9 pt | 65 | 64.8 pt | |
神鋼環境ソリューション | 728.1 pt | 24 | 75.5 pt | |
SIEMENS | 677.6 pt | 13 | 71.4 pt | |
図1:膜分離活性汚泥法(MBR) 競合状況
本調査において特筆すべき点は、総合力1位のクボタが出願した特許により、多くの他社特許が拒絶査定を受けているという点です。調査対象特許の実に一割近くがクボタの出願した特許により拒絶査定を受けています。これは同社の技術が他社よりも先行しているということを表しており、こういった結果も高い市場シェア(世界シェアがGEに次ぐ2位)につながっているものと言えます。
本分析の詳細については、定型レポート「膜分離活性汚泥法(MBR)」にてご覧いただけます。
(※)総合力の評価では、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を機関ごとに集計し、パテントスコアが50点以上のものを合算しています。50点以上のものだけを集計している理由は、パテントスコアが低くても特許件数が多いことによって総合力が上がってしまうことを防ぐためです。
定型レポート、ランキングデータの販売
定型レポート 『膜分離活性汚泥法(MBR)』
参入企業の技術力と成長性を取りまとめたレポートです。
内容 | 価格(税抜) | 納期 | ||
---|---|---|---|---|
定型レポート | 10万円 | 5営業日 | ||
個別企業分析(※) (追加オプション) |
1~3社まで (社数に関わらず同一価格) |
+20万円 | +5営業日 | |
4社目以降、 1社あたり |
+7万円 | +1営業日 |
(注)レポートは弊社データベースにおける最新の収録範囲に基づき作成いたします。
そのため、ご注文のタイミングによっては上記ランキングと順位、値が異なる可能性があります。
【納品形態】
レポートのPDF、公報リストを収録したエクセルファイルをメールで御納品。
レポート冊子やデータ一式を収録したCD-Rでの御納品をご希望の場合にはご相談ください。
レポートについてはこちらのページをご覧ください。
特許総合力ランキングデータ 『膜分離活性汚泥法(MBR)』
パテントスコアを用いた総合力評価や出願件数などに基づく各種ランキングデータのご提供です。
【収録データ】
・特許総合力ランキング 上位30社リスト
・有効特許件数ランキング 上位30社リスト
・開発規模(出願件数)ランキング 上位30社リスト
・競合状況分析マップ (権利者スコアマップ)
・母集団の公報リスト
【納品形態】
上記データを収録したエクセルファイルをメールで御納品。
データ一式を収録したCD-Rでの御納品をご希望の場合にはご相談ください。
【価格】
50,000円(税抜)