弊社はこのほど、SiCパワー半導体デバイスについて、参入企業に関する調査結果をまとめました。従来から使われているシリコン(Si)によるパワー半導体デバイスは、耐圧が理論限界値に近付いており、これ以上の改善は難しいとされています。そのため、絶縁破壊電圧が高いSiC(炭化ケイ素)やGaN(窒化ガリウム)といったワイドバンドギャップ型半導体が注目されており、これらの材料を用いたパワー半導体デバイスは、Siと比較して、より損失を抑えることが可能になります。
今回の調査では、特に「SiC」に着目しました。SiCパワー半導体デバイス関連の特許を集計し、各個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースとして、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました(2011年1月末時点のパテントスコアに基づき評価)。
その結果、「総合力ランキング(※)」では、1位 CREE、2位 デンソー、3位 パナソニックとなりました。
| 順位 | 企業名 | 総合力 (権利者スコア) |
開発規模 (出願件数) |
個別力 (最高スコア) |
|---|---|---|---|---|
| CREE | 685.7 pt | 62 | 76.56 pt | |
| デンソー | 589.4 pt | 173 | 73.08 pt | |
| パナソニック | 554.4 pt | 102 | 86.5 pt | |
| 三菱電機 | 391.8 pt | 103 | 78.63 pt | |
| 日産自動車 | 354.5 pt | 131 | 77.66 pt | |
CREEはパワー半導体デバイス全体では5位でしたが、SiCに限定するとトップになりました。CREEはSiC基板で有名ですが、特許を通して分析すると、デバイス化についても強みを持っているということがわかります。
また、5位に自動車メーカーである日産自動車が入っていることも大きな特徴と言えます。日産自動車は出願件数も2位と多く、車載用パワー半導体デバイスに対する自社開発の意欲が現れていると言えます。
本分析の詳細については、簡易コンサルレポートBの「特定技術分野の競合分析:SiCパワー半導体デバイス」に掲載しています。
【価格】
≪コース1≫
「全体俯瞰 競合分析」:99,800円(税込) 納期:1週間
≪コース2≫
「全体俯瞰 競合分析」+「個別企業分析(主要5社)※」:31万5000円(税込) 納期:2週間
※「個別企業分析」の対象企業はご相談に応じます。
【レポート収録内容】
〔コース1、2共通コンテンツ〕
SiCパワー半導体デバイスに関する、出願件数の推移、企業別 出願件数ランキング(権利者ベース)、ステータス状況、パテントスコア分布、権利者スコアマップ、パテントスコア上位10件の特許リスト、権利者スコアマップ経時変化、経過情報から見た主要企業比較、引用情報から見た主要企業の注目企業・公報、発明者分析
〔コース2〕
コース1に個別企業分析(主要5社)を追加。
【調査対象範囲】
出願日が1992年1月以降で、1993年から2011年1月末までに公開された特許公報が対象。公開、登録、公表、再公表のすべてが対象で、登録と、公開・公表・再公表が重複している場合は、登録を優先。企業等の集計単位は権利者ベースとしております。
【納品形態】
冊子1冊。分析に使った特許公報リストCSVをCD-ROMに収録。特許分析ツール「Biz Cruncher:ゴールド」ご利用2週間(分析母集団を使ってご自身で調査していただけます)。
※レポートのサンプル(「全体俯瞰 競合分析」+「個別企業分析(上位5社)」)はこちらを参照ください。
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